【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当社は、地球の環境保全に貢献するべく、高度循環型社会の実現に向けたリサイクル事業の深化や、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー事業の推進、新たな技術開発やビジネスモデルを構築し、効率的かつスピーディーな事業展開を目指して、(株)タケエイとリバーホールディングス(株)の経営統合により2021年10月1日付で設立されました。なお、当第2四半期連結累計期間は、当社の設立後最初のものとなるため、前年同期との対比は行っておりません。
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けましたが、足元では回復基調にあります。設備投資は、半導体などの供給不足やロシア・ウクライナ情勢の長期化により、引き続き先行き不透明感は残るものの、コロナ禍で先送りされた投資が顕在化することで、ソフトウェアや機械投資が好調を維持し、建設投資も穏やかに持ち直し、企業の投資意欲は改善傾向にあります。
当社グループと関連の高い建設業界については、資材価格高騰による建設コスト増加の影響はあるものの、新設住宅着工戸数及び建設工事受注は、足元では回復基調にあります。日銀短観9月調査によると、大企業・非製造業の内、建設関連の業況判断DIは、前四半期比で改善傾向が続いています。また、鉄スクラップ相場は、2022年4月下旬をピークに一貫して下げ基調が継続し、7月末には41,000円/トン(東京製鐵(株)宇都宮工場特級価格)まで下落しましたが、海外需要の増加などにより9月末には50,000円/トンまで回復しております。
このような状況下、廃棄物処理・再資源化事業においては、原価低減及び廃棄物の製品化などが奏功しておりますが、資材価格高騰や工期遅延、前期に東北復興PJが複数終了したこと等の影響を受けました。資源リサイクル事業においては、依然としてスクラップの市中発生量が低調で、2022年7月末までの資源価格の下落基調による影響を受けましたが、新たな設備の稼働や中間処理施設における分選別強化などに取り組み、搬出品の付加価値化に努めております。再生可能エネルギー事業においては、6発電所のうち4発電所において、第1四半期連結会計期間に法定点検・定期修繕を実施し、その後は概ね安定稼働を継続しております。その他の事業においては、グループ内において相乗効果を図る製品開発、研究開発、クロスセリング等に努めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の当社グループの経営成績は、以下のとおりとなりました。
(売上高及び営業利益)
売上高は44,210百万円、営業利益は3,094百万円となりました。セグメント別の状況は下記のとおりであります。
各セグメントにおける売上高については「外部顧客への売上高」の金額、セグメント利益又は損失については「報告セグメント」の金額を記載しております。
① 廃棄物処理・再資源化事業
(株)タケエイの建設系廃棄物処理・リサイクルにおいては、前期に東北復興PJが複数終了したことにより取扱量が減少し、減収となりました。また、収集運搬及び中間処理においては、燃料費のコスト増加もあり減益となりましたが、特に、中間処理施設において、廃棄物の徹底した分選別による有価物回収や、廃プラスチック等からの固形燃料RPFや製鉄副資材製造による搬出品の付加価値化、製品化などに継続して取り組みました。
その他、廃石膏ボードの再資源化を行う(株)ギプロは、新築・解体案件増加に伴う搬入量の増加が寄与して好調に推移しました。イコールゼロ(株)は、前期に災害廃棄物処理支援事業が完了したことに加え、半導体減産の影響を受けて廃液の発生量が低迷して減収減益となりましたが、付加価値の高い稀少金属の抽出技術が奏功し、利益確保に努めております。管理型最終処分場を運営する(株)北陸環境サービスは、2022年8月の集中豪雨災害及びその後の北陸地方の経済停滞の影響等を受け、減収減益となりました。(株)信州タケエイは、大型の解体事業を複数受注したこと等から、好調に推移しました。
なお、2022年5月に取得したJWガラスリサイクル(株)は、当第2四半期連結会計期間より連結業績に寄与しており、堅調に推移しております。
この結果、売上高は12,037百万円となり、セグメント利益は1,884百万円となりました。
② 資源リサイクル事業
資源リサイクル事業においては、半導体などの部品供給不足によって自動車生産の回復が遅れ、使用済自動車の発生が減少し入荷が低迷していること、リバー(株)藤沢事業所において、ヤード建屋建替に伴う操業制限が継続していること、加えて減価償却費が増加していることなどにより、増収減益となりました。鉄・非鉄スクラップの仕入・加工・販売を行うスプレッド事業では、短期的な資源相場の変動に対し、迅速且つ的確な在庫マネジメントを徹底することで、相場の変動局面における影響の抑制に努めております。また、受け入れた品目ごとの適正な加工や徹底した分選別強化などによる搬出品の付加価値化にも継続して取り組んでおります。
廃棄物などの中間処理及び再資源化を行う非スプレッド事業では、リユース・リサイクルに必要な手解体の作業と大型破砕機などの機械による徹底した分選別を行うことにより、可能な限り資源を循環させることでダスト(残さ物)などの処理コストを低減し、分選別後の有価物売却により利益を獲得しております。
この結果、売上高は22,864百万円となり、セグメント利益は1,634百万円となりました。
③ 再生可能エネルギー事業
市原グリーン電力(株)は、第1四半期連結会計期間に行った法定点検(ボイラーは2年に一度、タービンは4年に一度)以後は安定稼働しておりますが当第2四半期連結会計期間に入り、燃料となる建設系廃棄物の木質チップ集荷量が低迷だったことから出力を抑制して運転したため、減収減益となりました。(株)花巻バイオマスエナジーは売電量が増加したことや、燃料費の削減も奏功し、減収ながらも増益となりました。(株)タケエイグリーンリサイクルは、横須賀バイオマス発電所において、期初からのバイオマス比率の引き上げや安定稼働体制の定着化により営業赤字幅は縮小しつつあるものの、当第2四半期連結会計期間に入ってからの木質チップ集荷量の低迷もあり、利益確保には至りませんでした。2021年4月より営業運転を開始した(株)田村バイオマスエナジーは、自前でのメンテナンス力の強化や安定操業体制の確立により安定稼働を継続しており、大幅な増収増益となりました。電力小売部門においては、電力の市場価格高騰が続いておりますが、非FITの燃料(固形燃料RPFなど)を使用して売電する電力量を増やしたことで、当第2四半期連結累計期間においては営業利益が大きく増加しました。
なお、2022年9月1日付で(株)横須賀アーバンウッドパワー(存続会社)は電力小売子会社4社を吸収合併し、存続会社の商号を「(株)タケエイでんき」へ変更し、管理一元化等によるコスト削減に努めております。
この結果、売上高は6,390百万円となり、セグメント損失は11百万円となりました。
④ その他
環境エンジニアリング事業において、環境装置、特殊車輌等を開発・製造・販売する富士車輌(株)は、受注残高が引き続き高位に推移して増収となりましたが、材料価格等の値上がりや一部顧客都合による工期の遅れにより、利益確保には至りませんでした。環境コンサルティング事業においては、アスベスト分析関連の受注が引き続き増加し、堅調に推移しています。
この結果、売上高は2,917百万円となり、セグメント利益は21百万円となりました。
(経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益)
経常利益は持分法による投資利益139百万円及び受取賃貸料138百万円等を計上した一方、支払利息113百万円等を計上した結果、3,137百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は固定資産売却益35百万円、受取保険金74百万円、保険解約返戻金109百万円及び法人税等1,072百万円を計上した結果、2,250百万円となりました。
(2) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は131,561百万円(前連結会計年度末比2,037百万円の増加)となりました。これは、土地がJWガラスリサイクル(株)の新規連結等により1,660百万円増加したこと等によるものであります。
負債合計は66,366百万円(前連結会計年度末比1,015百万円の増加)となりました。これは、未払法人税等の納付により857百万円及び社債の償還により298百万円減少した一方、短期借入金が3,809百万円増加したこと等によるものであります。
純資産は65,195百万円(前連結会計年度末比1,022百万円の増加)となりました。これは、利益剰余金が957百万円増加したこと等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間のフリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計額)は、固定資産の取得や法人税等の支払、JWガラスリサイクル(株)の株式の取得などによる支出が税金等調整前四半期純利益等を源泉とした収入を上回り、784百万円の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローでは、配当金の支払があったものの借入による収入などにより1,075百万円の収入となりました。なお、当第2四半期連結累計期間は、当社の設立後最初のものとなるため、前年同期との対比は行っておりません。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益3,356百万円に減価償却費2,719百万円等の非資金取引を調整した営業収入が、法人税等の支払額2,126百万円等の支出を上回ったことにより、3,383百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、既存設備の更新や改良投資などによって固定資産の取得による支出2,942百万円やJWガラスリサイクル(株)の株式の取得による支出1,412百万円等があったことにより、4,167百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純増加額2,841百万円や長期借入による収入2,600百万円等の収入が長期借入の返済2,571百万円や配当金の支払額1,292百万円等の支出を上回ったことにより、1,075百万円の収入となりました。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、僅少であるため、記載を省略しております。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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