【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高11,521百万円(前年同期比55.7%増)、営業利益825百万円(前年同期比310.5%増)、経常利益607百万円(前年同期比1,264.2%増)、四半期純利益402百万円(前年同期は四半期純損失0百万円)となりました。
当第3四半期累計期間においては、新築分譲マンション「サンウッドウエリス品川御殿山(共同事業)」の全住戸の竣工引渡しにより売上を計上しました。また、当期売上計上予定の新築収益不動産「WHARFシリーズ」6物件はすべて契約済みであり、そのうち「WHARF銀座四丁目プロジェクト(以下PJ)」、「WHARF志茂PJ」等、4物件の引渡しを完了し売上を計上しました。不動産再生事業においては、中古収益不動産やリノベーション住戸の販売が好調に推移しました。このように主要セグメントである不動産開発事業の引渡物件が増加したことや、不動産再生事業の販売進捗が前年同期を上回ったことで、大幅な増収増益となりました。なお、第4四半期会計期間において、新築分譲マンションでは、契約完売している高額物件「サンウッド瀬田一丁目」が2月に竣工引渡しを予定しております。また、次期以降に売上計上予定の新築分譲マンション「サンウッド元代々木町」や「サンウッドフラッツ神田神保町」等の契約も好調に推移しております。
販売費及び一般管理費は1,099百万円(前年同期比7.1%増)となりました。不動産再生事業の売上高増加に伴い販売に係る手数料が増加したことで、前年同期比では増加となりました。
これらの結果、売上高及び利益面のすべてにおいて前年同期を大幅に上回る結果となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
第2四半期会計期間において策定した中期経営計画を踏まえ、第2四半期会計期間より、「不動産開発事業」、「不動産再生事業」、「賃貸事業」の3つを報告セグメントといたしました。以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
なお、各セグメントのセグメント利益は、売上総利益ベースの数値であります。
Ⅰ 不動産開発事業
主要セグメントである不動産開発事業は、売上高は7,853百万円(前年同期比76.9%増)、セグメント利益は1,304百万円(前年同期比87.5%増)となりました。当第3四半期累計期間は新築分譲マンション「サンウッドウエリス品川御殿山(共同事業)」が竣工し、全住戸を引渡したことにより売上を計上しました。また、前期に竣工引渡しを見込んでいた新築収益不動産「WHARF赤坂田町PJ」に加え、当第3四半期累計期間に竣工した「WHARF銀座4丁目PJ」、「WHARF赤坂福吉町PJ」、「WHARF志茂PJ」の引渡しにより売上を計上しました。これらの新築収益不動産「WHARFシリーズ」の売上を順調に積み重ねたことにより、大幅な増収増益となりました。なお、残る第4四半期会計期間には、新築分譲マンションにおいては、販売活動開始から約2か月での契約完売となった「サンウッド瀬田一丁目」の竣工引渡し、新築収益不動産においては、契約済みの「WHARF神田三崎町PJ」、「WHARF神宮前PJ」の引渡しにより、売上を計上する予定となっております。
Ⅱ 不動産再生事業
不動産再生事業は、売上高3,273百万円(前年同期比26.4%増)、セグメント利益は403百万円(前年同期比25.1%増)となりました。中古区分マンションを取得し、改修した上で販売するリノベーション事業においては、販売が順調に進捗したことから、売上高は過去最高の業績を達成した前年同期を上回って推移しております。また、ここ数年新たな取組みとして行っている中古収益不動産を取得し、バリューアップした上で販売する事業(当該事業はこれまで不動産開発事業のセグメントに含めておりましたが、第2四半期会計期間より、不動産再生事業に含むこととしております。)は、前年同期に比べ売上が拡大しております。利益面においては、資材高騰等、内装工事代の上昇が影響し、リノベーション事業についてやや減少傾向にあるものの、中古収益不動産の売上高の増加が寄与し、前年同期比で増益となりました。
Ⅲ 賃貸事業
賃貸事業は、売上高は321百万円(前年同期比5.1%増)、セグメント利益は187百万円(前年同期比5.8%増)となりました。当事業は長期保有を目的とした賃貸用不動産の賃貸収入のほか、不動産開発事業における開発開始前の不動産から生じる賃貸収入や、中古収益不動産再生事業の保有中に得られる賃貸収入等の売上を計上しております。各セグメントにおける不動産の取得や売却及び開発の開始等により、売上高及びセグメント利益は増減しますが、現在保有中の物件の稼働率は、引き続き好調に推移しており、安定的な収益を確保しております。
Ⅳ その他
リフォーム、仲介等のその他に含まれる事業の売上高は72百万円(前年同期比11.6%増)、セグメント利益は28百万円(前年同期比8.1%減)となりました。「サンウッドウエリス品川御殿山(共同事業)」の竣工に伴い、設計変更工事の売上計上があったことから、増収となりました。一方、利益率の高い仲介事業の手数料収入は減少したため、減益となりました。
前第3四半期累計期間
(自
2021年4月1日
至
2021年12月31日)
当第3四半期累計期間
(自
2022年4月1日
至
2022年12月31日)
増減
(増減率)
売上高
7,401百万円
11,521百万円
4,120百万円
(55.7%)
営業利益
201
825
624
(310.5%)
経常利益
44
607
562
(1,264.2%)
四半期純利益
△0
402
402
(-%)
また、財政状態は以下のとおりであります。
(資産)
当第3四半期会計期間末における資産合計は29,113百万円となり、前事業年度末に比べ2,569百万円増加しました。これは主に不動産開発事業において、新規事業用地の仕入等に伴い仕掛品が2,360百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債合計は24,192百万円となり、前事業年度末に比べ2,355百万円増加しました。これは主に不動産開発事業において、新規事業用地の仕入等に伴い借入金が1,204百万円増加したこと、及び契約手付金の入金等により前受金が654百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は4,920百万円となり、前事業年度末に比べ214百万円増加しました。これは主に利益剰余金が剰余金の配当により減少したものの、四半期純利益の計上により増加したことによるものであります。また、資産が増加したことが影響し、自己資本比率は16.9%となり、前事業年度末比0.8ポイント減少しました。
前事業年度
(2022年3月31日)
当第3四半期会計期間
(2022年12月31日)
増減
(増減率)
資産合計
26,543百万円
29,113百万円
2,569百万円
(9.7%)
負債合計
21,837
24,192
2,355
(10.8%)
純資産合計
4,706
4,920
214
(4.6%)
(2) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
当社は、2022年9月16日に公表しました本中期経営計画において、「2028年3月期には売上高300億円、経常利益21億円」を目標として掲げました。この目標達成に向け、「1.中核事業の強化」「2.収益構造の改善・最適化」「3.強固な経営基盤の整備」の3つを柱として、当社事業の推進について策定いたしました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
