【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第2四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は2,207,696千円となり、前事業年度末に比べ1,656,937千円減少しました。これは主に、現金及び預金の減少1,961,361千円等によるものであります。
当第2四半期会計期間末における固定資産は4,036,200千円となり、前事業年度末に比べ2,068,028千円増加しました。これは主に、5号機以降の製造進捗等によるものであります。
この結果、当第2四半期会計期間末における資産合計は6,243,897千円となり、前事業年度末に比べ411,091千円増加しました。
(負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は614,404千円となり、前事業年度末に比べ289,113千円増加しました。これは主に、買掛金の増加203,085千円、未払金の増加113,944千円等によるものであります。
当第2四半期会計期間末における固定負債は603,049千円となり、前事業年度末に比べ295,364千円増加しました。これは主に、長期借入金の増加300,000千円によるものであります。
この結果、当第2四半期会計期間末における負債合計は1,217,454千円となり、前事業年度末に比べ584,478千円増加しました。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は5,026,443千円となり、前事業年度末に比べ173,387千円減少しました。これは主に、四半期純損失の計上により利益剰余金が164,425千円減少したこと等によるものであります。
なお、2023年8月30日開催の第18回定時株主総会決議に基づき、資本準備金の額の減少及び剰余金の処分による欠損補填を行っております。これにより、資本剰余金が1,492,430千円減少し、利益剰余金が同額増加しております。
これらの結果、自己資本比率は前事業年度末の89.15%から80.50%となりました。
(2)経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、コロナ禍からの緩やかな回復傾向が続き、インバウンド消費の増加が追い風となっている一方で、世界的な資源価格や原材料価格の高騰などを背景に物価上昇が続いており、為替相場も日米間の金利差拡大を受けて一段と円安に推移しました。
このような状況の中、2023年6月13日に打上げが成功した当社の商用機である小型SAR衛星QPS-SAR6号機「アマテル-Ⅲ」が10月より定常運用を開始し、画像提供を始めております。また、QPS-SAR5号機の打上げに向けての準備も行ってまいりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間におきましては、売上高469,859千円、営業損失81,127千円、経常損失162,202千円、四半期純損失164,425千円となりました。
なお、当社は地球観測衛星データ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、資金という。)は、前事業年度末に比べ1,961,361千円減少し、1,563,445千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動による資金の減少は113,045千円となりました。これは主に売上債権及び契約資産の増加500,763千円、税引前四半期純損失162,202千円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動による資金の減少は2,071,838千円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出2,035,638千円があったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動による資金の増加は223,000千円となりました。これは主に長期借入金の借入による収入300,000千円があったこと等によるものです。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
有価証券届出書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、48,274千円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(8)従業員数
当第2四半期累計期間において、当社の従業員数に著しい増加又は減少はありません。
(9)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期累計期間において、当社の生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(10)主要な設備
当第2四半期累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。
(11)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因はありません。
(12)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期累計期間において、資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
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