【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社は「楽しいね!を、世界中の日常へ。」というミッションを掲げ、世界中の一人でも多くの人々の日常に、家族や友達と「楽しいね!」と笑いあえるひとときを届け、国・言語・文化・年齢・性別等あらゆる壁を越えて誰もが楽しめるプロダクト・サービスを創り、コミュニケーションを通じた「笑顔」を世界の隅々まで広げることを目指しております。当社のエンターテインメントサービス事業につきましては、当社オリジナルタイトル「クラッシュフィーバー」、LINEヤフー株式会社との協業タイトル「ジャンプチ ヒーローズ」を配信しており、多くのユーザーに長期的に楽しんでいただける運営に取り組んでおります。
当第1四半期累計期間の売上高の状況につきましては、「アリスフィクション」の前年同期比での減収影響が最も大きく、「クラッシュフィーバー」も前年同期と比較して減収で推移したことを主因に、会社全体では前年同期比で減少となりました。「ジャンプチ ヒーローズ」及びその他タイトル、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトル開発に係る売上高は堅調に推移しました。営業利益、経常利益につきましては、中長期的な収益の拡大に向け、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業やその他の新規タイトル開発(注)にも引き続き取り組んでいる一方で、前事業年度に取り組んだ運営体制の見直しや最適化による外注費等の運営費削減の効果、全社的な費用削減効果により、前年同期比で費用が減少し、売上高は前年同期比で減収となったものの黒字となりました。当期純利益につきましては、当事業年度及び今後の業績見通しや将来課税所得の見積り額を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産を一部取り崩し法人税等調整額に44,952千円計上いたしましたが、前年同期と比較して大幅に損失額を縮小し黒字となりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は626,399千円(前年同期比24.8%減)、営業利益は63,958千円(前年同期は営業損失237,201千円)、経常利益は62,650千円(前年同期は経常損失240,518千円)、四半期純利益は16,546千円(前年同期は四半期純損失238,311千円)となりました。
なお、当社はエンターテインメントサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(注)当社では、会計上、アプリ・ゲームの新規開発費用を貸借対照表に資産計上せず期間費用としております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期会計期間末の流動資産は1,520,312千円となり、前事業年度末に比べ142,514千円減少しました。これは主に、売掛金が97,262千円減少したことや、現金及び預金が49,622千円減少したことによるものであります。
固定資産は337,610千円となり、前事業年度末に比べ61,368千円減少しました。これは主に、繰延税金資産の減少により投資その他の資産が44,989千円減少したことや、運営権が17,499千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は1,857,923千円となり、前事業年度末に比べ203,882千円減少しました。
(負債)
当第1四半期会計期間末の流動負債は874,716千円となり、前事業年度末に比べ136,358千円減少しました。これは主に、未払消費税等の減少によりその他の流動負債が77,866千円減少したことや、1年内返済予定の長期借入金が24,999千円減少したこと、また、賞与引当金が24,075千円減少したことによるものであります。
固定負債は336,903千円となり、前事業年度末に比べ84,070千円減少しました。これは、社債が49,000千円減少したことや、長期借入金が35,070千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は1,211,619千円となり、前事業年度末に比べ220,428千円減少しました。
(純資産)
当第1四半期会計期間末の純資産は646,303千円となり、前事業年度末に比べ16,546千円増加しました。これは利益剰余金が16,546千円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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