【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、このところ一部に足踏みもみられますが、緩やかに回復しております。先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、緩やかな回復が続くことが期待されます。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっております。また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。
当社グループが属する情報通信サービス業界におきましては、コロナ禍で加速した社会のDX化に加え、DX社会ならではのデジタルデバイドなど新たな課題も発生しており、情報通信ネットワーク及びそれらの修理・メンテナンスは、ますます社会的必要性の高まりを見せております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、以下の施策に注力し、2025年8月期を最終年度とする中期経営計画(連結売上高75億円、連結営業利益率5%)達成へ向け、事業活動を行っております。
① リブランディングによる集客強化
「ONE-STOP DIGITAL HOSPITAL」を共通コンセプトとしたグループ各社のリブランディングを推進
② 法人向け事業の拡大
法人及び人材派遣事業の強化
③ 積み上げ型ストック売上の強化
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,517百万円(前年同期比7.8%減)、営業利益は16百万円(前年同期は営業損失14百万円)、経常利益は16百万円(前年同期は経常損失14百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失12百万円)となりました。
なお、当社グループの主要な事業は、パソコン、タブレット端末、スマートフォン、家庭用ゲーム機器、及びデジタル家電等のネットワーク対応機器に関する設定設置やトラブルに対し、訪問または電話で対応、解決するサービスの提供や、店舗に持ち込まれた機器の修理やトラブル解決を行っており、事業セグメントはスマートライフサポート事業による単一セグメントであります。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産の残高は1,952百万円(前連結会計年度末比44百万円減)となりました。主な要因は、売掛金が501百万円(前連結会計年度末比80百万円増)となった一方で、現金及び預金が525百万円(前連結会計年度末比139百万円減)となったことによるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は1,771百万円(前連結会計年度末比79百万円減)となりました。主な要因は、未払金が271百万円(前連結会計年度末比29百万円増)となった一方で、長期借入金が350百万円(前連結会計年度末比46百万円減)、1年内返済予定の長期借入金が228百万円(前連結会計年度末比21百万円減)、その他流動負債が107百万円(前連結会計年度末比24百万円減)となったことによるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は180百万円(前連結会計年度末比35百万円増)となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が32百万円(前連結会計年度末比33百万円増)となったことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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