【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況当第1四半期累計期間における我が国経済は、経済活動が正常化に向かう一方、ウクライナ情勢の長期化、継続する物価上昇による消費の減速など、国内外の見通しは依然として先行き不透明な状況が続いております。このような状況下、当社の服飾事業におきましては、業績は前年並みに推移しました。賃貸・倉庫事業におきましては、カワサキテクノプラザの本稼働に加えて、カワサキ貝塚テクノプラザも2024年1月に稼働いたしました。ホテル事業におきましては、設備のリニューアルを順次進めており、2025年にはフル稼働の予定です。その結果、当第1四半期累計期間の業績は売上高548,124千円(前年同期比42.0%の増加)、営業利益111,113千円(前年同期比40.9%の増加)、経常利益110,789千円(前年同期比40.9%の増加)、四半期純利益78,934千円(前年同期比54.1%の増加)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 なお、前第3四半期会計期間においてホテルレイクアルスターを直営化したことに伴い、経営管理の観点から 「ホテル事業」の区分を新設しています。
(服飾事業)
当事業部門におきましては、円安及び物価上昇による影響を受けております。引き続き販売体制の再構築、コストダウンの推進、販売在庫品目の見直し等で収益体質の改善に向けて取り組んでまいりましたが、減益となりました。その結果、売上高は155,681千円(前年同期比1.8%の増加)、営業利益は4,010千円(前年同期比62.0%の減少)となりました。
(賃貸・倉庫事業) 当事業部門におきましては、経営資源の有効活用と更なる事業拡大に取り組んでおります。2023年4月に大型物流施設カワサキテクノプラザが稼働したことにより、業績は好調に推移しました。その結果、売上高は326,687千円(前年同期比40.2%の増加)、営業利益は122,121千円(前年同期比78.7%の増加)となりました。
(ホテル事業) 当事業部門におきましては、お客様に快適にお過ごしいただけるよう施設のリニューアルを進めており、2025年8月期には黒字化を目指しております。ホテルレイクアルスターは、宿泊、宴会、レストランの3部門が営業の柱となっており、南海本線泉大津駅前という立地を生かし、地域密着で取り組んでおります。なお、当第1四半期累計期間は、売上高は65,754千円、営業損失は15,018千円となりました。
②財政状態の状況(流動資産)当第1四半期会計期間末における流動資産の残高は、前事業年度末に比べて164,761千円(20.9%)増加し、952,826千円となりました。この主な要因は、現金及び預金が90,131千円、商品及び製品が77,012千円増加したことによるものであります。
(固定資産)当第1四半期会計期間末における固定資産の残高は、前事業年度末に比べて233,723千円(3.5%)増加し、7,006,571千円となりました。この主な要因は、その他が301,762千円増加したことによるものであります。
(流動負債)当第1四半期会計期間末における流動負債の残高は、前事業年度末に比べて381,177千円(82.9%)増加し、841,258千円となりました。この主な要因は、短期借入金が300,000千円、その他が51,631千円増加したことによるものであります。(固定負債)当第1四半期会計期間末における固定負債の残高は、前事業年度末に比べて14,355千円(0.8%)減少し、1,730,650千円となりました。この主な要因は、長期借入金が52,740千円減少し、その他が36,884千円増加したことによるものであります。(純資産)当第1四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べて31,662千円(0.6%)増加し、5,387,488千円となりました。この主な要因は、四半期純利益を78,934千円計上したものの、配当による減少47,272千円があったことによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等 当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありませ ん。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。