【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第3四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスへの水際対策等により中国人旅行客をはじめとするインバウンド需要の取り込みは未だ完全には回復していないものの、社会経済活動の正常化に向けた動きが継続し、当社グループが属する決済サービス業界におきましては、多くの加盟店業種において決済取扱高が拡大いたしました。
当社グループにおいても市場の拡大を取り込むとともに、当連結会計年度からクレジットカード決済の取扱開始等により、当第3四半期連結累計期間の決済取扱高は9,579億円(前年同期比+53.1%)となり、決済関連売上は順調に成長しております。また、DX関連サービスにおいては、かながわPay第3弾をはじめとした複数の大型案件が完了したことにより売上高増加に寄与しました。なお、2023年4月をもってその他売上高に含まれる通信サービスを終了しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,832,609千円、営業損失は158,099千円、経常損失は170,490千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は179,262千円となりました。
なお、セグメントについては、当社グループはフィンテック事業の単一セグメントであるため、記載しておりません。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末より19,373,366千円増加し、40,952,284千円となりました。これは主に、現金及び預金が19,550,938千円増加したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末より18,585,151千円増加し、33,701,107千円となりました。これは主に、預り金が18,732,212千円増加したことによるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末より788,214千円増加し、7,251,177千円となりました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う新株発行等により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ466,900千円増加したことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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