【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第3四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における資産合計は、2,736,543千円となり、前事業年度末と比較して1,585,524千円増加(前期比137.7%増)となりました。流動資産は、前事業年度末と比較して1,555,054千円増加し、2,599,192千円となりました。主な増減として、有償一般募集による新株式を発行したことによるもの及び、売上高増加に伴い、現金及び預金が1,549,548千円増加したためであります。また、固定資産は、前事業年度末と比較して30,471千円増加し、137,351千円となりました。主な増減として、未払事業税増加により繰延税金資産が3,103千円増加、またソフトウエア仮勘定が37,096千円増加したためであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債合計は、238,881千円となり、前事業年度末と比較して103,109千円増加(前期比75.9%増)となりました。主な増減として、仕入の増加に伴い買掛金が22,322千円増加したこと、四半期純利益の増加に伴い未払法人税等が14,818千円増加したこと及び、その他に含まれる未払消費税等が43,405千円増加したためであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は、2,497,663千円となり、前事業年度末と比較して1,482,416千円増加(前期比146.0%増)となりました。これは主に有償一般募集による新株式を発行したことにより、資本金が598,000千円、資本準備金が598,000千円増加したためであります。
(2)経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進みつつある中、緩やかな持ち直しが続いております。その一方で、世界的なエネルギー・食料価格の高騰や欧米各国の金融引締め等による世界的な景気後退懸念など、わが国経済を取り巻く環境には厳しさが増しております。
そのような中、当社は「今と未来を見える化し 次世代の安心を創造する」という経営理念に基づき、伴走型カスタマーサクセスによる顧客満足度を重視した戦略を通じ、ライフリズムナビ+Dr.のシェア拡大による事業の成長に取り組んでおります。
これらの結果、当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高986,639千円、営業利益422,633千円、経常利益415,529千円、四半期純利益286,416千円となりました。
また、当社はライフリズムナビ事業の単一セグメントであるため、売上高はすべて同事業より獲得しております。当社は単一セグメント事業であるためセグメント情報は記載しておりませんが、個別事業ごとの売上高は以下の通りです。
① ライフリズムナビ事業
ライフリズムナビ事業は、センサー機器の販売と月額利用料(リカーリング収益)からなります。新規のお客さまの獲得と、その後の既存のお客さまのその他のグループ施設への水平展開の増加によるセンサー機器の拡販に加え、低いChurn Rateを維持した月額利用料の継続を見込んでおります。これらの結果、ライフリズムナビ事業の売上高は900,802千円、内月額利用料の当事業年度における第3四半期までの累計売上高は82,597千円となりました。
② 受託研究開発事業
受託研究開発事業につきましては、ビッグデータ解析技術に基づいた社会課題解決のための研究開発や一部既存のホームコントロール案件の受託を行っておりますが、ライフリズムナビ+HOMEの受託開発案件が増加したことから、売上高は85,837千円となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針、経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、5,800千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
#C5585JP #エコナビスタ #情報通信業セクター