【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、外国為替市場における円安基調の強まり等の影響で、輸入物価の上昇やエネルギー資源の価格高騰が続いており、先行きは依然として不透明な状況であります。
オンライン語学学習市場につきましては、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴いオンライン学習ニーズの特需は落ち着いたものの、リスキリング等の職業能力開発への関心の高まりにより、引き続き堅調に推移しております。
このような経済環境の中、当社グループのオンライン英会話を柱とするランゲージソリューション事業は、ビジネス英会話と親和性の高い法人向けサービスが成長を牽引しつつ、安定収益であるサブスクリプション型売上も着実に推移しております。また、グローバルIT人材の採用・転職支援等を行うタレントソリューション事業との補完関係の強化を行い全社的な事業拡大を推進しております。
以上の結果、売上高は2,315,231千円(前年同期比11.7%増)、営業利益は221,905千円(前年同期比17.9%減)、経常利益は196,311千円(前年同期比24.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は124,446千円(前年同期比26.8%減)となりました。
セグメントの経営成績は以下のとおりであります。
① ランゲージソリューション事業
一般家庭の高速通信環境整備の普及やオンライン語学学習の認知拡大により、市場のニーズは高まっており、売上高は2,221,783千円(前年同期比11.3%増)、セグメント利益は758,181千円(前年同期比13.0%増)となりました。
② タレントソリューション事業
昨今のIT人材不足を背景にIT・デジタル人材を採用する企業の動きは活発ですが、当事業は、現状は先行投資期間と捉えており、売上高は93,448千円(前年同期比23.8%増)、セグメント損失は129,925千円(前年同期はセグメント損失77,556千円)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は2,017,331千円となり、前連結会計年度末に比べ679,222千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は581,208千円となり、前連結会計年度末に比べ57,691千円減少いたしました。これは主に未払金や長期借入金の減少によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は1,436,122千円となり、前連結会計年度末に比べ736,913千円増加いたしました。これは主に株式上場に伴う公募増資により資本金や資本剰余金が増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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