【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、円安による為替相場の影響や、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による資源等の価格の上昇など、景気の先行きは依然として不透明な状況下にあります。
このような経済環境の中、当社グループは引き続きオンライン化の活用や、リアルとのハイブリッド開催が求められる多様な場面において、仮想空間共有技術プラットフォーム「XR CLOUD」を活用し、イベントサービスにおいては、メタバース空間にて各会社様の社内イベントや展示会、医療業界等の各種カンファレンス等の多様なイベントを実施するサービスを提供してまいりました。実施したイベント数は当第3四半期連結累計期間において74件であり、対前年同期増加率111.43%と堅調に事業成長できております。一方で、メタバースサービスにおいては既存の大型案件の減少に伴い、売上高は減少いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの経営成績は、売上高899,084千円(前年同四半期比17.9%減)、営業損失97,864千円(前年同四半期は48,929千円の営業利益)、経常損失91,475千円(前年同四半期は48,220千円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失124,320千円(前年同四半期は40,910千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
なお、当社グループは、XR事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は1,571,898千円(前連結会計年度末比158,858千円減)となりました。
流動資産は1,239,373千円(前連結会計年度末比391,534千円減)となりました。主な減少要因は、「現金及び預金」が363,677千円減少したことによるものであります。
固定資産は332,524千円(前連結会計年度末比232,675千円増)となりました。主な増加要因は、「のれん」が200,049千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は347,234千円(前連結会計年度末比122,833千円減)となりました。
流動負債は246,627千円(前連結会計年度末比57,634千円減)となりました。主な減少要因は、「未払消費税等」が24,873千円減少したことによるものであります。
固定負債は100,606千円(前連結会計年度末比65,199千円減)となりました。主な減少要因は、「長期借入金」が60,994千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は1,224,664千円(前連結会計年度末比36,025千円減)となりました。主な減少要因は、「利益剰余金」が124,320千円減少したことによるものであります。
企業の安定性を示す自己資本比率は、当第3四半期連結会計期間末は77.9%であります。また、支払い能力を示す流動比率は、502.5%となっております。
(2)連結業績予想
直近の業績を踏まえ、2023年2月14日に公表いたしました2023年12月期通期決算業績予想を修正いたしました。
詳細については、2023年10月20日に公表いたしました「業績予想の修正及び法人税等調整額の計上、並びに役員報酬の減額に関するお知らせ」をご参照ください。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、58,617千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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