【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社は前第2四半期連結累計期間については、四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析を行っておりません。
(1)財政状態及び経営成績の状況①経営成績の状況当第2四半期連結累計期間(2022年12月1日~2023年5月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための行動制限が穏和されたことから、インバウンド需要やサービス消費の回復など社会活動の正常化に向けた動きが見られましたが、一方でウクライナ情勢の影響による資源・エネルギー及び原材料価格の高騰、高インフレ抑制を目的とした世界的な金融引締めなど、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。当社グループは、「誰もが」「いつでも」「何度でも」「気軽に」住み替えすることができる未来を創造するために、「リアル(住まい)×テクノロジー」を通じて、不動産取引をより身近なものにすることを目指しています。具体的にはリアル(実取引)で築き上げてきた実績データベースと仲介会社取引ネットワーク、AI査定等テクノロジーといった経営資源を有機的に結び付けたKAITRYプラットフォームを効率的に運用することで差別化を図り事業展開しております。当社グループの主たる事業である中古住宅再生事業では、主に仲介会社を経由して物件を仕入れてリノベーションを施し、仲介会社を経由して実需購入者へ販売していますが、仲介会社経由のビジネスに加え、ポータルサイト『KAITRY』では一般顧客から直接仕入れに繋げるiBuyer(オンライン買取)機能も提供しています。さらに、プラットフォーム内に備わる情報提供機能を外部に有料で提供していくSaaSモデルも展開しています。中古住宅再生事業の属する中古住宅流通市場におきましては、公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)によると、2022年12月から2023年5月における首都圏中古マンションの成約件数が、前年同期比374件(2.1%)の減少となりました。一方で同期間の月末時点平均在庫件数は前年同期比7,491件(20.3%)の増加となっております。このような市場環境の中、中古住宅再生を扱う株式会社ホームネットにおいては2023年3月に京都支店を開設し、同支店を含む全国主要都市(14拠点)にて顧客ニーズの強い地域、価格帯、商品内容を分析し、きめ細かな仕入対応と販売供給に努めるとともに、ポータルサイト『KAITRY』の活用促進、仲介会社への情報提供機能の強化を図りました。一方、注文住宅の業績に関係する住宅業界の動向は、日本銀行による長期金利の変動許容幅の引き上げによる住宅ローン金利への影響や、ウッドショックによる木材価格の上昇は落ち着きつつあるものの、依然として建設コストや物流コストの上昇、人手不足による人件費高騰などと相俟って当業界の収益構造に大きく影響を及ぼしております。このような市場環境の中、各社ともに顧客ニーズに合致する土地の仕入強化、新商品の開発投入を進めることで売上・利益の確保に努めました。以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は18,642,237千円、営業利益は646,488千円、経常利益は601,390千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は398,200千円となりました。なお、当社グループは住まい・住み替えに関わる全てのプロセス、すなわち住宅購入・売却、建築、住宅リノベーション、不動産賃貸借・開発等を一体として扱うことで、一人ひとりのライフスタイルに合う満足いく住まい・サービスの提供に取り組んでおります。これら事業全体を単一セグメントと捉えておりますので、セグメント別の記載事項はありませんが、参考までに主に中古住宅再生を扱う株式会社ホームネット単体と、主に戸建住宅を扱う株式会社ファーストホーム、株式会社サンコーホームの合算値について記載します。
〔株式会社ホームネット(中古住宅再生)〕物件仕入件数は当第2四半期連結累計期間においては720件となり、物件販売件数は当第2四半期連結累計期間においては516件となりました。この結果、当第2四半期連結累計期間における株式会社ホームネットの売上高は14,895,172千円、営業利益は734,265千円となりました。
〔株式会社ファーストホーム、株式会社サンコーホーム(戸建住宅)〕主に戸建住宅を扱う2社の合計引渡件数は当第2四半期連結累計期間においては125件となりました。この結果、当第2四半期連結累計期間における合算の売上高は3,736,959千円、営業損失は23,531千円となりました。
②財政状態の状況(資産) 当第2四半期連結会計期間末における資産合計は35,377,085千円となり、前連結会計年度末に比べ4,451,326千円増加致しました。これは主に、現金及び預金が580,548千円、販売用不動産が3,577,515千円、仕掛販売用不動産が428,048千円増加した一方で、のれんが88,092千円減少した等によるものであります。
(負債) 当第2四半期連結会計期間末における負債合計は28,524,307千円となり、前連結会計年度末に比べ2,864,933千円増加致しました。これは主に、短期借入金が3,442,543千円、未成工事受入金が64,273千円増加した一方で、未払法人税等が204,873千円、長期借入金(1年以内返済予定を含む)が35,764千円、社債(1年内返済予定を含む)が89,000千円減少した等によるものであります。
(純資産) 当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は6,852,778千円となり、前連結会計年度末に比べ1,586,393千円増加致しました。これは主に、株式上場による新株発行により資本金が593,958千円、資本剰余金が593,958千円増加したことや、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴う利益剰余金が398,200千円増加したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます)の残高は6,316,366千円と、前連結会計年度末に比べて580,547千円の増加となりました。当第2四半期連結累計期間における各活動によるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動により使用した資金は、3,559,647千円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益698,313千円を計上したこと、販売用不動産の増減額3,263,928千円、仕掛販売用不動産の増減額428,048千円、法人税等の支払額523,638千円などによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動により使用した資金は、306,436千円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出50,069千円、定期預金の払戻による収入50,068千円、有形固定資産の取得による支出336,067千円、保険積立金の解約による収入50,757千円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動により獲得した資金は、4,446,631千円となりました。これは主に、株式の発行による収入1,187,917千円、短期借入金の純増減額3,442,543千円などによるものです。
(3) 経営方針・経営戦略等当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動に重要な変更はありません。
(6) 従業員数当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数は、47名増加し387名となりました。これは主に、株式会社ホームネットにおいて、事業の拡大に伴う新卒採用並びに中途採用により50名増加したことによるものであります。なお、従業員数には臨時雇用者数を含めておりません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因 当第2四半期累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析当第2四半期累計期間において、資本の財源及び資金の流動性に関する事項について重要な変更はありません。
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