【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同等の5類に変更され経済活動が正常化されたことから個人消費やインバウンド需要が回復し企業収益も好調に推移しましたが、ウクライナ紛争の長期化や東アジア地域の地政学的リスクが経済成長を阻害する怖れがあり先行きを見通すのが困難な状況が続いております。
国内の農業を取り巻く環境に関しましては、農産品輸出額の増加傾向が続き、外食産業の需要も回復しました。食料安全保障の観点から国内農業を見直す取り組みも始まっておりますが、農地面積や農業就業者数の減少とこれに伴う食料自給力の低下傾向に歯止めはかかっておらず、国内の農業を取り巻く厳しい状況は続いております。
このような状況のもと、当社グループでは従来からの地域密着を基本に、水稲用殺虫剤「スクミノン」、園芸用殺虫剤「サンケイ コテツベイト」および食品由来物質を用いた「サンクリスタル乳剤」、「ハッパ乳剤」などの食用作物用独自開発品ならびに環境と樹木への負荷を軽減した樹幹注入剤「ウッドスター」などの緑化用独自開発品に加え、総合防除による環境保全型農業への推進、森林や公園・ゴルフ場等の緑化防除事業ならびに不快害虫防除薬剤の開発と防除事業などに注力するとともに受託生産にも努めて工場の操業度向上を図ってまいりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は46億31百万円(前年同期比7億74百万円、14.3%減)となりました。損益面では営業利益は54百万円(前年同期比2億76百万円、83.6%減)、経常利益は1億11百万円(前年同期比2億67百万円、70.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は96百万円(前年同期比1億74百万円、64.3%減)となりました。
○セグメントの経営成績は次のとおりであります。
当社グループの事業は単一セグメントでありますが、製品の用途別売上は以下のとおりとなりました。
殺虫剤は園芸用が減少し売上高は24億19百万円(前年同期比4億80百万円、16.6%減)、殺菌剤は水稲用が減少し売上高は4億76百万円(前年同期比44百万円、8.6%減)、殺虫殺菌剤は水稲用が減少し売上高は2億73百万円(前年同期比1億10百万円、28.9%減)、除草剤は園芸用が減少し売上高は5億74百万円(前年同期比1億46百万円、20.3%減)、その他は園芸用が減少し売上高は3億30百万円(前年同期比1億22百万円、27.1%減)、農薬外その他は緑化用が増加し売上高は5億58百万円(前年同期比1億30百万円、30.5%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は78億49百万円で、前連結会計年度末に比べ2億17百万円の減少となりました。これは主に現金及び預金並びに受取手形及び売掛金の減少が電子記録債権並びに商品及び製品の増加を上回ったことによるものであります。
負債は45億70百万円で、前連結会計年度末に比べ2億89百万円の減少となりました。これは主に支払手形及び買掛金並びにその他の減少が短期借入金及び長期借入金の増加を上回ったことによるものであります。
純資産は32億79百万円で、前連結会計年度末に比べ72百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、1億52百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
