【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による経済社会活動の制約が大幅に緩和されたことで飲食・宿泊等の個人消費や海外からの観光客が増加し、企業の設備投資も底堅いことから緩やかな回復基調で推移しましたが、長期化しているロシアのウクライナ侵攻の影響や欧米ならびに中国の景気後退懸念、中東あるいは東アジアの地政学的リスク等が世界経済を下押しするリスクとなっており、依然として先行きが不透明な状況にあります。
国内の農業を取り巻く環境に関しましては、先のG7広島サミットでも取り上げられたことで食料安全保障への関心が高まることは国内農業にとって良い影響を及ぼすと期待されますが、基幹的農業従事者の減少傾向は続いており国内の農業を取り巻く厳しい状況は続いております。
このような状況のもと、当社グループでは従来からの地域密着を基本に、水稲用殺虫剤「スクミノン」、園芸用殺虫剤「サンケイ コテツベイト」および食品由来物質を用いた「サンクリスタル乳剤」、「ハッパ乳剤」などの食用作物用独自開発品ならびに環境と樹木への負荷を軽減した樹幹注入剤「ウッドスター」などの緑化用独自開発品に加え、総合防除による環境保全型農業への推進、森林や公園・ゴルフ場等の緑化防除事業ならびに不快害虫防除薬剤の開発と防除事業などに注力するとともに受託生産にも努めて工場の操業度向上を図ってまいりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は35億3百万円(前年同期比4億20百万円、10.7%減)となりました。損益面では、営業利益は1億80百万円(前年同期比1億58百万円、46.7%減)、経常利益は2億19百万円(前年同期比1億43百万円、39.6%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億74百万円(前年同期比80百万円、31.7%減)となりました。
○セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
当社グループの事業は単一セグメントでありますが、製品の用途別売上は次のとおりとなりました。
殺虫剤は園芸用が減少し売上高は18億96百万円(前年同期比3億49百万円、15.6%減)、殺菌剤は園芸用が増加し売上高は3億46百万円(前年同期比5百万円、1.7%増)、殺虫殺菌剤は水稲用が減少し売上高は1億77百万円(前年同期比1億4百万円、37.0%減)、除草剤は園芸用が減少し売上高は4億72百万円(前年同期比28百万円、5.7%減)、その他は園芸用が減少し売上高は2億45百万円(前年同期比29百万円、10.9%減)、農薬外その他は緑化用が増加し売上高は3億65百万円(前年同期比86百万円、30.9%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は84億37百万円で、前連結会計年度末に比べ3億71百万円の増加となりました。これは主に電子記録債権並びに商品及び製品の増加が現金及び預金の減少を上回ったことによるものであります。
負債は51億35百万円で、前連結会計年度末に比べ2億74百万円の増加となりました。これは主に支払手形及び買掛金並びに長期借入金の増加が流動負債のその他の減少を上回ったことによるものであります。
純資産は33億2百万円で、前連結会計年度末に比べ96百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ3億74百万円減少し17億9百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、4億46百万円の減少(前年同期は5億15百万円の減少)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益2億36百万円、仕入債務の増加2億30百万円等の資金増加を、売上債権の増加5億12百万円、棚卸資産の増加2億17百万円等の資金減少が上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1億57百万円の減少(前年同期は69百万円の減少)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出1億92百万円等の資金減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2億29百万円の増加(前年同期は4億28百万円の増加)となりました。これは主に長期借入れによる収入7億円の資金増加が、長期借入金の返済による支出4億51百万円、配当金の支払額28百万円等の資金減少を上回ったことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は96百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
