【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第1四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(a)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かいつつあるなか、2023年5月には感染症法上の分類が第5類に引き下げられたことにより、国内における人流及びインバウンドの増加がみられ、経済活動が徐々に活発となり国内経済が正常化へと向かっております。一方で、ロシアによるウクライナ進攻等の地政学的リスクの影響や、円安の影響による原油等をはじめとしたエネルギー資源や原材料価格の高騰が継続しており、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
セキュリティ事業においては、防犯意識の高まりを背景に、大手事務機器メーカーや大手警備会社と連携して防犯カメラシステムを全国各地に納入してまいりました。また、当社グループのビジョンである「誰もが安心・安全・便利に暮らせる未来の街(Safe City)の実現に向け、各種製品の企画開発にも取り組んでまいりました。
モバイル事業においては、新型端末の発売と共にお客様のニーズに応えた様々な料金プランが登場しており、お客様のご利用状況に合わせた端末及び料金プランをご提案するとともに、光回線、映像・音楽コンテンツ配信、キャッシュレス決済等、収益の多様化に取り組んでまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,088百万円、営業利益は44百万円、経常利益は41百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は27百万円となりました。
(b)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末比150百万円減の3,600百万円となりました。これは主に、商品及び製品の増加142百万円、未収還付消費税等を含むその他流動資産の増加10百万円、現金及び預金の減少39百万円、売上債権の減少263百万円などによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末比178百万円減の1,145百万円となりました。これは主に、賞与引当金の増加16百万円、短期借入金の減少10百万円、未払法人税等の減少90百万円、未払金を含むその他流動負債の減少75百万円、長期借入金の減少18百万円などによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末比27百万円増の2,454百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加27百万円によるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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