【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に対する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当第2四半期累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の五類感染症移行により、行動制限が緩和されたことで経済社会活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復傾向が続きました。一方で、ウクライナ情勢の長期化や米中貿易摩擦、原材料価格の高騰、円安の進行など、今後の動向や影響についての予測が困難な状況が続いており、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっております。こうした環境の中、外出機会の増加やインバウンド需要の回復などを受けて、サービス産業全体で持ち直しの兆しが見られ、引き続き回復が期待される状況です。このような状況下において、「インスタベース」では、WEBマーケティングの有効活用やIoTサービスとの連携、大手企業とのアライアンスに継続的に取り組むとともに、各種ユーザー向けキャンペーンの展開といったユーザー獲得の強化、ユーザーニーズの変化に対応したスペースの獲得や利便性向上および認知促進を図ってまいりました。中でも、2023年6月に提供を開始した「インスタベースChatGPTプラグイン(※1)」をさらに使いやすく進化させ同年7月に提供を開始した「インスタベースAI予約サポート β版(※2)」や、「ロボット自動清掃サービスとの自動連携(※3)」の提供を開始するなど、最先端技術を活用し、ユーザーに対するUI/UXの改善、掲載者の効率的な運営管理の実現などを継続的に行なってまいりました。以上の結果、当第2四半期累計期間における売上高は659,904千円(前年同期比27.8%増)、営業利益は134,361千円(前年同期比17.7%増)、経常利益は134,505千円(前年同期比18.6%増)、四半期純利益は85,716千円(前年同期比16.0%増)となりました。
(※1)米OpenAI社の対話型AI「ChatGPT」向け機能拡張ツールを活用して「場所を探している人」がChatGPTに使いたいスペースの条件を入力するだけで、条件に合った最適なスペースを見つける・出会うことができる機能(※2)※1の機能について、LINEやSlackのチャット上に条件を入力するだけで、簡単に素早く条件に合った最適なスペースを見つける・出会うことができる機能(※3)インスタベースとロボット自動サービスが連携し、利用終了後にロボット掃除機が自動的に清掃を行うことで掲載者の清掃に対する負担を軽減する機能
(2) 財政状態の状況
(資産)当第2四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末と比較して86,451千円増加し、1,166,334千円となりました。これは主に、売掛金が11,649千円減少したこと、現金及び預金が95,953千円増加したことによるものです。
(負債)当第2四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末と比較して191千円減少し、338,839千円となりました。これは主に、預り金が27,186千円増加したこと、未払法人税等が8,280千円減少したこと、未払金が17,953千円減少したこと、その他流動負債が2,236千円減少したことによるものです。
(純資産)当第2四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末と比較して86,643千円増加し、827,494千円となりました。これは主に、四半期純利益の計上により利益剰余金が85,716千円増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べて、95,953千円増加し、888,583千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における営業活動による資金の増加は、122,365千円(前年同期は36,089千円の増加)となりました。これは主に、税引前四半期純利益134,505千円、預り金の増加額27,186千円、未払金の減少額18,923千円及び法人税等の支払額50,855千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における投資活動による資金の減少は、27,337千円(前年同期は31,726千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出11,284千円及び無形固定資産の取得による支出14,958千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における財務活動による資金の増加は、925千円(前年同期は97,476千円の減少)となりました。これは主に、新株予約権の行使による株式の発行による収入990千円及び自己株式の取得による支出64千円によるものです。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5) 経営方針、経営戦略等当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動該当事項はありません。
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