【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績及び財政状態の状況
① 経営成績の状況の分析
当第1四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年6月30日まで)における我が国経済は、雇用・所得環境の改善により、穏やかに回復しております。一方、急速な円安による経済への悪影響や消費者物価の高騰が、景気の下押しリスクになるため、今後の景気の動向には注意が必要となっております。
このような事業環境の中、当社グループは、2022年6月に公表いたしました2023年3月期から2025年3月期の3か年を対象とした「第1次中期経営計画」に基づき、3つの事業領域(「狩猟型ビジネス」「農耕型ビジネス」「開発型ビジネス」)において、金融事業を中心とした将来に向けた当社グループの成長に資する新たな事業の確立を図るとともに強固な経営基盤の構築と価値共創を実現すべく事業戦略を推進し、当社グループの経営目標値である連結売上高250億円、連結純利益20億円、時価総額600億円を達成するための取り組みに注力してまいりました。
セグメントごとの経営成績等の状況は以下のとおりであります。
金融事業
金融事業では、スターリング証券株式会社がコーポレート・ファイナンス、M&A仲介、IR、成長戦略の提案などの投資銀行業務及び上場企業の経営課題を解決する支援に取り組んでまいりました。
また、当第1四半期連結累計期間において、投資先の上場株式の投資回収を行ったことにより、金融事業の売上高は3億41百万円(前年同期は3百万円)と大幅な増収となり、その結果、営業利益は21百万円(前年同期は営業損失71百万円)と、黒字転換いたしました。
ビューティー&ヘルスケア事業
ビューティー&ヘルスケア事業では、株式会社ユニヴァ・フュージョンが、コンブチャクレンズを始めとした顧客満足度が高い美容・健康商品を主に一般消費者向けに販売しております。美容・健康分野において、お客様に感動とワクワク感を届ける商品を「フューズ(=溶解、統合)」し、既成概念にとらわれない業界のパイオニアとなる美容・健康商品を提供してまいります。
当第1四半期連結累計期間においては、持続的な成長を図るため、販売促進活動を強化してまいりました。
その結果、ビューティー&ヘルスケア事業の売上高は4億29百万円、営業損失は53百万円となりました。
クリーンエネルギー事業
クリーンエネルギー事業では、株式会社ノースエナジーが、法人向けPPA自社消費型太陽光発電システム設備の販売・施工などのクリーンエネルギー分野を成長事業として位置づけ、脱炭素社会の実現に向け事業展開してまいりました。
当第1四半期連結累計期間においては、前連結会計年度において、経営体制を刷新し、業務改善を推進したことにより、売上計上までの期間短縮及びキャッシュフローの改善を同時並行的に進めてまいりました。
その結果、クリーンエネルギー事業の売上高は4億91百万円(前年同期比257.9%増)と大幅な増収となり、営業利益は1百万円(前年同期は営業損失49百万円)と小幅ながら黒字転換いたしました。
デジタルマーケティング事業
株式会社ユニヴァ・ジャイロンがデジタルマーケティング支援を目的としたツールベンダー事業を展開しており、当第1四半期連結累計期間においては、営業人員を増員するなど、営業活動の強化を図ってまいりました。
その結果、デジタルマーケティング事業の売上高は61百万円、営業損失は4百万円となりました。
その他事業
その他事業では、コミュニティFM放送局「FM軽井沢」、グループ内の管理部門を受託するシェアードサービス事業などを展開してまいりました。
以上の結果、その他事業の売上高は43百万円(前年同期比259.0%増)、営業利益は1百万円(前年同期は営業損失△2百万円)となりました。
以上の結果、当社グループの当第1四半期連結累計期間は、売上高は13億34百万円(前年同期比414.7%増)、営業損失は1億52百万円(前年同期は営業損失2億53百万円)となりました。経常利益は為替差益2億44百万円を計上したことにより87百万円(前年同期比35.0%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億20百万円(前年同期比106.3%増)となりました。
② 財政状態の状況の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産につきましては、前連結会計年度末と比べ、3億79百万円減少し71億81百万円となりました。減少した主な要因は、営業投資有価証券の減少によるものであります。負債につきましては、前連結会計年度末と比べ、4億36百万円減少し26億19百万円となりました。減少した主な要因は、短期借入金の減少によるものであります。純資産につきましては、前連結会計年度末と比べ、56百万円増加し45億61百万円となりました。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
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