【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものです。なお、当社は、前第2四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)経営成績及び財政状態の状況 当第2四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の沈静化による経済活動の正常化が進む一方で、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化を背景とする資源価格の高騰や米国を中心とするインフレ加速に対する政策金利の引き上げ、商品・サービスの値上げによる物価高等により、経済・消費動向は依然不透明な状況が続いています。このような状況の下、当社は、note事業(クリエイターがユーザーとコミュニケーションをとりながらデジタルコンテンツを創作・公開・販売できるプラットフォーム「note」の運営)、note pro事業(法人向け情報発信SaaS「note pro」の運営)、法人向けサービス事業(「note」上での企業協賛型コンテストの実施など)を主要な事業として展開してまいりました。「note」については、継続的な機能改善によってプラットフォームに集まるユーザー・コンテンツが順調に増加しており、2023年5月末時点で累計会員登録者数は663万人、公開コンテンツ数は3,490万件となりました。当第2四半期会計期間における流通総額は3,318百万円(前年同期比118.1%)となり、引き続き高水準で推移しています。「note pro」については、noteのサービス成長に伴う企業からの認知度向上により引き続き利用企業は増加しており、2023年5月末時点でARR(注)1は416百万円(前年同期比136.5%)となりました。法人向けサービス事業については、「note」のユーザー数増加などにより、「noteコンテスト」案件が堅調に推移しております。
(注)1.ARR=Annual Recurring Revenueは、各四半期末月のMRR(注)2を12倍したもの。2.MRR=Monthly Recurring Revenueは、月次経常収益。MRRには、note proの基本料金に加え、一部オプション料金も含む。
以上の結果、当第2四半期の経営成績及び財政状態の状況は、以下のとおりとなりました。
① 経営成績の状況 当第2四半期累計期間の売上高は1,347,488千円となりました。内訳は、note売上高1,068,863千円、note pro売上高200,747千円、法人向けサービス売上高71,176千円、その他売上高6,700千円です。一方、自社サービスを拡大するため人材採用やプロダクトの開発コストが先行した結果、営業損失は309,842千円、経常損失は343,616千円、四半期純損失は344,398千円となりました。 なお、当社はメディアプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
② 財政状態の状況(資産) 流動資産は前事業年度末に比べ34,458千円減少し、3,161,234千円となりました。これは主に、「note」の流通総額の伸長などにより未収入金が112,122千円、受取手形及び売掛金が28,250千円増加した一方で、自社サービスを拡大するため人材採用やプロダクトの開発コストが先行した結果、四半期純損失が発生したことなどにより現金及び預金が188,080千円減少したことなどによります。 固定資産は前事業年度末に比べ12,822千円増加し、120,209千円となりました。これは主に、本社及びイベントスペースの移転に伴う移転先への保証金の差入などにより、投資その他の資産が15,585千円増加したことなどによります。 この結果、資産合計は前事業年度末に比べ21,636千円減少し、3,281,444千円となりました。
(負債) 流動負債は、前事業年度末に比べ263,395千円増加し、1,588,713千円となりました。これは主に、「note」の流通総額の伸長などによりクリエイター向けの預り金が増加したため、預り金が151,706千円増加したこと、また、長期借入金からの振替により1年内返済予定の長期借入金が80,000千円増加したことなどによります。 固定負債は前事業年度末に比べ80,000千円減少し、80,000千円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金への振替により長期借入金が80,000千円減少したことによります。 この結果、負債合計は前事業年度末に比べ183,395千円増加し、1,668,713千円となりました。
(純資産) 純資産は、前事業年度末に比べ205,031千円減少し、1,612,730千円となりました。これは、株式上場による新株式の発行などにより、資本金及び資本剰余金がそれぞれ69,683千円増加した一方で、四半期純損失の計上により利益剰余金が344,398千円減少したことによります。 以上により当第2四半期会計期間末の自己資本比率は49.1%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末より188,080千円減少し、2,000,569千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 当第2四半期累計期間における営業活動による資金の減少は、271,802千円となりました。これは主に、「note」の流通総額の伸長などによりクリエイター向けの預り金が増加したことなどによる預り金増加額151,706千円により資金が増加した一方で、サービスを拡大するため人材採用やプロダクトの開発コストが先行した結果発生した税引前四半期純損失343,048千円及び「note」の流通総額の伸長などによる未収入金の増加額112,122千円により資金が減少したことなどによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 当第2四半期累計期間における投資活動による資金の減少は、55,644千円となりました。これは主に、本社及びイベントスペースの移転に伴う移転先への保証金の差入による支出52,858千円などによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 当第2四半期累計期間における財務活動による資金の増加は、139,367千円となりました。これは、主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う株式の発行による収入125,683千円などによります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等 当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当第2四半期累計期間において当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動 該当事項はありません。
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