【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 業績の状況当第3四半期累計期間(2022年11月1日~2023年7月31日)における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行により景気回復が期待されましたが、ウクライナ情勢の長期化と円安基調、それに伴った度重なる物価の上昇、原材料価格やエネルギー価格の高騰等、個人消費の回復には依然先行き不透明な状況が続いております。このような状況のもと、当社におきましては、多雪だった日本海側でのスタッドレスタイヤの需要増加と、反対に温暖な冬となった太平洋側での夏タイヤの販売好調に加え、第2四半期会計期間の夏タイヤの値上げに続いて、当第3四半期会計期間には冬タイヤの値上げがあったことで、値上げ前駆け込み需要により、当第3四半期会計期間も好調な業績で終えることができました。この結果、当第3四半期累計期間の売上高は34,770百万円(前年同期比8.0%増)、営業利益は4,732百万円(前年同期比18.7%増)、経常利益は4,915百万円(前年同期比17.1%増)、四半期純利益は3,410百万円(前年同期比19.0%増)となりました。品種別売上高の状況は、タイヤ・ホイールは30,005百万円(前年同期比8.6%増)、用品は2,454百万円(前年同期比5.4%増)、作業料は2,309百万円(前年同期比2.8%増)となりました。また、販路別売上高の状況は、店舗売上高は21,246百万円(前年同期比5.9%増)、本部売上高は13,524百万円(前年同期比11.4%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産の状況当第3四半期会計期間末における資産は35,229百万円(前事業年度末比3,701百万円の増加)となりました。主な変動要因は、現金及び預金5,708百万円の増加、売掛金1,464百万円の減少、商品463百万円の減少、前払費用219百万円の増加、未収入金118百万円の減少及び有形固定資産146百万円の減少などによるものであります。
② 負債の状況当第3四半期会計期間末における負債は10,388百万円(前事業年度末比1,388百万円の増加)となりました。主な変動要因は、買掛金1,651百万円の増加、未払法人税等406百万円の減少、前受金142百万円の減少及びその他流動負債340百万円の増加などによるものであります。
③ 純資産の状況当第3四半期会計期間末における純資産は24,841百万円(前事業年度末比2,312百万円の増加)となりました。主な変動要因は、利益剰余金2,677百万円の増加及び自己株式394百万円の増加などによるものであります。
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