【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限が解除され、景気に持ち直しの動きが見られるものの、東欧情勢などの地政学的リスクや金融資本市場の変動などが国内経済に与える影響については、先行き不透明な状況が続いております。このような経済状況の中、当社では教育業界を主要業界とするメディアサービスを通じて企業価値の向上に取り組んでまいりました。
当社が事業展開する主要マーケットの1つである教育業界では、個人向けeラーニングサービスや映像配信講座と個別指導を組み合わせた学習サービス、難関校の進学に特化したサービスを提供する個別指導塾の増加、企業のグローバル化に合わせた語学学習ニーズの増加、新型コロナウイルス感染症の影響によるオンライン集客の重要性のさらなる高まり、チラシやイベントにおける広告予算のWEBへの移行の加速等を背景に、効果的且つ効率的なマーケティング手法へのニーズの高まりにあわせ、インターネット広告への出稿比率が増加しております。
このような中、学習塾ポータルサイト領域における競合他社がユーザー獲得のために広告出稿を強化したことで、同領域においてリスティング広告の単価が高騰したこともあり、広告単価は依然見通しにくい状況ではあるものの、広告単価の高騰が一定落ち着いたことにより、営業利益を中心に計画からさらに上振れて進捗した結果、当第3四半期累計期間の売上高は3,255,758千円(前年同期比0.3%増)、営業利益は553,592千円(前年同期比497.4%増)、経常利益は555,608千円(前年同期比507.0%増)、四半期純利益は391,187千円(前年同期比2,130.6%増)となりました。
なお、当社はインターネット・メディア事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
(2)財政状態の分析
当第3四半期会計期間末における総資産は9,821,346千円となり、前事業年度末に比べ791,430千円増加いたしました。主な内訳は、現金及び預金が987,607千円増加、売掛金が293,158千円増加した一方、流動資産のその他に含まれる未収還付法人税等が248,096千円減少、流動資産のその他に含まれる未収消費税等が97,225千円減少したことによるものであります。
負債は815,777千円となり、前事業年度末に比べ388,256千円増加いたしました。主な内訳は、未払法人税等が186,393千円増加、買掛金が102,580千円増加、流動負債のその他に含まれる未払消費税等が77,052千円増加した一方、流動負債のその他に含まれる未払金が32,161千円減少したことによるものであります。
純資産は9,005,569千円となり、前事業年度末に比べ403,173千円増加いたしました。これは主に利益剰余金が391,187千円増加したことによるものであります。なお、自己資本比率は90.7%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因について
当第3四半期累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性について
当第3四半期累計期間において、資本の財源及び資金の流動性に関する事項について重要な変更はありません。
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