【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績に関する説明当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、ウィズコロナ時代への社会全体の適応が進み景気は緩やかに持ち直しております。しかしながら、混迷が長期化するロシア・ウクライナ情勢に起因する原材料価格やエネルギーコストの高騰、急激な為替変動による消費者物価の上昇など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当第3四半期連結累計期間の経営成績の状況は以下のとおりであります。
(売上収益、売上原価、売上総利益)売上収益は、前第3四半期連結累計期間比3,736百万円増加し、12,543百万円(前年同四半期比42.4%増)となりました。直営及びフランチャイズ店舗の積極的な新規出店、株式会社BELLTREE・株式会社KESHIKIの連結子会社化に伴う直営店舗増加等が主因で、各セグメントにおける売上収益が増収となりました。前第3四半期連結累計期間比で直営美容室運営事業が3,545百万円、フランチャイズ事業の売上収益が152百万円、インテリアデザイン事業が387百万円、それぞれ増収となりました。売上原価については、前第3四半期連結累計期間比で2,108百万円の増加となり、6,535百万円(同47.6%増)となりました。この結果、売上総利益は前第3四半期連結累計期間比1,627百万円増加し、6,008百万円(同37.2%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、その他収益、その他費用、営業利益)販売費及び一般管理費は、直営及びフランチャイズ店舗の積極的な新規出店に伴う固定費の増加や、事業拡大に伴う人員の増加等により前第3四半期連結累計期間比で1,151百万円増加し、4,570百万円(同33.7%増)となりました。その他収益は、前第3四半期連結累計期間比で39百万円増加し、75百万円(同113.3%増)となりました。その他費用は、前第3四半期連結累計期間比で15百万円増加し、53百万円(同41.8%増)となりました。この結果、営業利益は前第3四半期連結累計期間比で500百万円増加し、1,459百万円(同52.2%増)となりました。
(金融収益、金融費用、税引前四半期利益)金融収益は、前第3四半期連結累計期間比で10百万円減少し、0百万円(同99.8%減)となりました。金融費用は、前第3四半期連結累計期間比で22百万円増加し、93百万円(同31.4%増)となりました。この結果、税引前四半期利益は前第3四半期連結累計期間比で465百万円増加し、1,366百万円(同51.8%増)となりました。
(法人所得税費用、四半期利益)法人所得税費用は、前第3四半期連結累計期間比159百万円増加し、451百万円(同54.5%増)となりました。四半期利益は、前第3四半期連結累計期間比で306百万円増加し、この結果、四半期利益は914百万円(同50.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(直営美容室運営事業)直営美容室運営事業につきましては、新規出店及び株式会社BELLTREE・株式会社KESHIKIの連結子会社化に伴う直営店舗増加が主因で美容サービス収益が増加しました。この結果、売上収益は10,413百万円(同51.6%増)、外部収益は10,413百万円(同51.6%増)、セグメント利益は392百万円(同396.1%増)となりました。
(フランチャイズ事業)フランチャイズ事業につきましては、フランチャイズ店舗の新規出店及び既存店の増収により、ロイヤリティー収益が増加いたしました。なお、株式会社BELLTREE・株式会社KESHIKIの連結子会社化に伴いセグメント間収益が増加し、外部収益は減少しております。この結果、売上収益は1,680百万円(同10.0%増)、外部収益は969百万円(同2.4%減)、セグメント利益は679百万円(同4.2%増)となりました。
(インテリアデザイン事業)インテリアデザイン事業につきましては、直営店舗及びフランチャイズ店舗の新規出店により、内装工事等の受注が増加いたしました。この結果、売上収益は1,653百万円(同30.6%増)、外部収益は1,161百万円(同22.6%増)、セグメント利益は139百万円(同44.7%増)となりました。
(2) 財政状態に関する説明(資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べ160百万円増加し、3,340百万円となりました。これは主として、現金及び現金同等物の減少56百万円、営業債権及びその他の債権の増加146百万円、株主優待実施に伴う棚卸資産の増加70百万円等によるものであります。非流動資産は、前連結会計年度末に比べ33百万円減少し、19,840百万円となりました。これは主として、有形固定資産の増加36百万円、使用権資産の減少103百万円、その他の金融資産(非流動)の増加35百万円等によるものであります。この結果、資産は、前連結会計年度末に比べ127百万円増加し、23,181百万円となりました。
(負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べ395百万円増加し、4,477百万円となりました。これは主として、営業債務及びその他の債務の増加53百万円、借入金(流動)の増加401百万円、リース負債(流動)の増加49百万円、中間納付等に伴う未払法人所得税等の減少69百万円、その他の流動負債の減少39百万円等によるものであります。非流動負債は、前連結会計年度末に比べ788百万円減少し、10,272百万円となりました。これは主として、借入金(非流動)の減少675百万円、リース負債(非流動)の減少147百万円、引当金(非流動)の増加31百万円等によるものであります。この結果、負債は、前連結会計年度末に比べ392百万円減少し、14,750百万円となりました。
(資本)資本は、前連結会計年度末に比べ520百万円増加し、8,430百万円となりました。これは主として、新株発行及び新株予約権の行使に伴う資本金の増加15百万円、資本剰余金の増加14百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益による利益剰余金の増加914百万円に対し、配当に伴う利益剰余金の減少421百万円の差額による利益剰余金の増加492百万円等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの概況当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ56百万円減少し、1,884百万円となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動により増加した資金は2,113百万円(前年同期は1,313百万円の増加)となりました。これは主に増加要因として税引前四半期利益1,366百万円(前年同期比465百万円の増加)、減価償却費及び償却費1,491百万円(前年同期比382百万円の増加)等に対し、営業債権及びその他の債権の増加144百万円(前年同期比92百万円の減少)、棚卸資産の増加70百万円(前年同期比65百万円の増加)、営業債務及びその他の債務の増加25百万円(前年同期比111百万円の減少)、法人所得税の支払額523百万円(前年同期比7百万円の増加)等の資金減少要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動により減少した資金は425百万円(前年同期は324百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出365百万円(前年同期比150百万円の増加)、無形資産の取得による支出15百万円(前年同期比53百万円の減少)等の資金減少要因があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動により減少した資金は1,747百万円(前年同期は1,071百万円の減少)となりました。これは主に短期借入金の純増額202百万円(前年同期は該当なし)に対し、長期借入金の返済による支出486百万円(前年同期比135百万円の増加)、リース負債の返済による支出1,070百万円(前年同期比299百万円の増加)、配当金の支払額421百万円の増加(前年同期は該当なし)等の資金減少要因があったことによるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
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