【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社は、前第1四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況① 経営成績の状況当社は、eスポーツ専業の会社として「eスポーツの力を信じ、価値を創造し、世界を変えていく。」をミッションに掲げ、eスポーツの文化・価値を創造することを目的として、事業活動を行っております。当社のビジネスは、eスポーツイベントを企画・運営すること等によりクライアントに様々な価値を提供する「クライアントワークサービス」、eスポーツ選手・実況者・解説者・インフルエンサー等の「人」のサポートを軸とした「パートナーソリューションサービス」、eスポーツの新たな価値を創造していくための新規事業をつくりあげる「ビジネスデザインサービス」の3つに大別されております。売上高の多くを占めるクライアントワークサービスでは、2022年11月に大型のオフラインイベントの運営を行い、当第1四半期累計期間の売上高は過去最高を記録いたしました。パートナーソリューションサービスでは、インフルエンサーの活躍の機会を創出するサービス展開に注力いたしました。前事業年度よりサービスを開始したビジネスデザインサービスでは、有名eスポーツチームと共同運営している「LIMITZ」のイベントを開催いたしました。一方で、大型のオフラインイベントに伴う舞台造作や運営スタッフ等の外注費の増加により、売上原価は増加いたしました。販売費及び一般管理費は、人材採用を強化したことにより採用教育費および人件費が増加いたしました。また、営業外費用は、2022年11月の株式上場に伴う一時的な上場関連費用が発生したことにより増加いたしました。以上の結果、当第1四半期累計期間の経営成績は、売上高769,180千円、営業利益7,890千円、経常損失3,696千円、四半期純損失4,588千円となりました。なお、当社の事業セグメントは単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
②財政状態の状況(資産)当第1四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末から59,973千円減少し、991,198千円となりました。これは主に、現金及び預金が前事業年度末に比べ307,743千円増加しているものの、受取手形及び売掛金が298,448千円、仕掛品が65,337千円減少したこと等によるものであります。(負債)当第1四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末から271,665千円減少し、505,388千円となりました。これは主に、買掛金が137,711千円、未払法人税等が76,500千円減少したこと等によるものであります。(純資産)当第1四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末から211,691千円増加し、485,810千円となりました。これは主に、公募増資に伴い資本金及び資本剰余金がそれぞれ108,139千円増加したことによるものであります。
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