【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2022年11月1日から2023年7月31日まで)におけるわが国経済は、2023年5月8日より新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類感染症に移行しました。それに伴い、法的な行動制限はなくなり、急速に社会経済活動の正常化が進み、国内景気は緩やかに持ち直しの動きがみられております。しかしながら、ロシア・ウクライナ情勢など地政学的リスクに加え、円安の進行による急激な資源価格の高騰など、世界規模で経済的リスクが高まっており、依然として先行き不透明な状況が続いております。
ウェディング業界におきましては、社会経済活動の正常化に伴い集客イベント等も再開され挙式・披露宴の施行数は漸増傾向にあります。
このような状況の下、当社グループは、引き続きお客さまと社員の安全・安心を最優先事項と考え、最大限の感染防止対策を徹底した上で挙式・披露宴を実施してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は15,700百万円(前年同四半期比18.2%増)、営業利益は984百万円(同4.8%減)、経常利益は1,017百万円(同20.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は634百万円(同24.4%減)となりました。
なお、セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
① 婚礼事業
新型コロナウイルス感染症による様々な規制が緩和されるなか、引き続き感染防止対策を徹底したうえで挙式・披露宴を実施してまいりました。また、当連結会計年度(2023年4月)に「The迎賓館 偕楽園 別邸」(水戸支店)をオープンいたしました。
その結果、売上高は15,019百万円(前年同四半期比17.0%増)、営業利益は1,070百万円(同1.9%増)となりました。
② 介護事業
当連結会計年度(2023年3月)に「アイケアライフ伊万里」(伊万里2号店)がオープンしたこと等により売上高は432百万円(前年同四半期比6.1%増)となりましたが、開業費用等により営業損失は6百万円(前年同四半期は2百万円の営業利益)となりました。
③ 食品事業
売上高は186百万円(前年同四半期比53.8%増)、営業利益は49百万円(同77.6%増)となりました。
④ フォト事業
前連結会計年度(2021年11月)にフォト事業を展開する子会社を設立し、当連結会計年度(2023年3月)に「studio clori.NAGOYA」(名古屋支店)をオープンいたしました。
その結果、売上高は183百万円となりましたが、開業費用等により営業損失は84百万円(前年同四半期は27百万円の営業損失)となりました。
⑤ 結婚仲介事業
前連結会計年度(2021年11月)に結婚仲介事業を展開する子会社を設立し、売上高は8百万円(前年同四半期は0百万円の売上高)、営業損失は45百万円(同18百万円の営業損失)となりました。
(2)財政状態の状況
総資産は、前連結会計年度末に比べ1,727百万円減少し18,523百万円となりました。これは主に、現金及び預金が2,600百万円減少し、有形固定資産が1,051百万円増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,895百万円減少し9,185百万円となりました。これは主に、短期借入金が2,005百万円、買掛金が198百万円、未払法人税等が776百万円、流動負債その他が821百万円それぞれ減少し、長期借入金が1,877百万円、資産除去債務が131百万円それぞれ増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ167百万円増加し9,337百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益634百万円の計上による増加、剰余金の配当299百万円による減少の他、自己株式の取得及び売却により自己株式が170百万円減少したことによるものであります。以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ5.1ポイント上昇し50.2%となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)仕入及び販売の実績
①仕入実績
当第3四半期連結累計期間における仕入実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年11月1日
至 2023年7月31日)
仕入高(千円)
前年同四半期比(%)
食品事業
114,734
152.7
(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.販売数が増加したことから、仕入実績が増加しております。
②販売実績
当第3四半期連結累計期間における販売実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年11月1日
至 2023年7月31日)
販売高(千円)
前年同四半期比(%)
食品事業
186,241
153.8
(注)催事などの実店舗販売により販売数が増加したことから、販売実績が増加しております。
#C2198JP #アイケイケイHD #サービス業セクター