【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2022年11月1日から2023年1月31日まで)におけるわが国経済は、長期化する新型コロナウイルス感染症による規制が緩和され、社会経済活動も徐々に持ち直しの動きが見られました。しかしながら、ロシアのウクライナ情勢など地政学的リスクに加え、円安の進行による急激な国内物価上昇など経済的リスクも高まっており、依然として先行き不透明な状況が続いております。
ウェディング業界におきましては、社会経済活動の回復に伴い集客イベント等も再開され挙式・披露宴の施行数は漸増傾向にあります。
このような状況の下、当社グループは、引き続きお客さまと社員の安全・安心を最優先事項と考え、最大限の感染防止対策を徹底したうえで挙式・披露宴を実施してまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,912百万円(前年同四半期比26.0%増)、営業利益は362百万円(同201.2%増)、経常利益は369百万円(同68.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は180百万円(同0.0%減)となりました。
なお、セグメント別の業績は次のとおりであります。
① 婚礼事業
新型コロナウイルス感染症による様々な規制が緩和されるなか、引き続き感染防止対策を徹底したうえで挙式・披露宴を実施してまいりました。
その結果、前年同四半期と比較し、婚礼組数が増加したことから売上高は4,696百万円(前年同四半期比25.7%増)、営業利益は376百万円(同220.9%増)となりました。
② 介護事業
売上高は140百万円(前年同四半期比1.7%増)、営業利益は2百万円(同2.9%増)となりました。
③ 食品事業
売上高は66百万円(前年同四半期比55.9%増)、営業利益は14百万円(同56.0%増)となりました。
④ フォト事業
前連結会計年度(2021年11月)にフォト事業を展開する子会社を設立し、売上高は43百万円、営業損失は16百万円(前年同四半期は6百万円の営業損失)となりました。
⑤ 結婚仲介事業
前連結会計年度(2021年11月)に結婚仲介事業を展開する子会社を設立し、売上高は1百万円、営業損失は14百万円(前年同四半期は2百万円の営業損失)となりました。
(2)財政状態の状況
総資産は、前連結会計年度末に比べ1,934百万円減少し18,316百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,917百万円、売掛金が189百万円それぞれ減少し、有形固定資産が376百万円増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,451百万円減少し9,629百万円となりました。これは主に、買掛金が382百万円、未払法人税等が779百万円、流動負債その他が717百万円それぞれ減少し、長期借入金が557百万円増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ482百万円減少し8,687百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益180百万円の計上による増加、剰余金の配当299百万円及び自己株式の取得399百万円による減少によるものであります。以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.2ポイント上昇し47.3%となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)仕入及び販売の実績
①仕入実績
当第1四半期連結累計期間における仕入実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称
当第1四半期連結累計期間
(自 2022年11月1日
至 2023年1月31日)
仕入高(千円)
前年同四半期比(%)
婚礼事業
926,394
132.1
食品事業
27,467
182.5
(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.婚礼事業については、施行組数が増加したことから、仕入実績が増加しております。
3.食品事業については、販売数が増加したことから、仕入実績が増加しております。
②販売実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称
当第1四半期連結累計期間
(自 2022年11月1日
至 2023年1月31日)
販売高(千円)
前年同四半期比(%)
食品事業
66,095
155.9
(注)催事などの実店舗販売により販売数が増加したことから、販売実績が増加しております。
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