【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況(経営成績)当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の法的位置づけが5類へと移行されたことで、経済活動は緩やかに持ち直す動きが見られました。一方でロシア・ウクライナ情勢の長期化による原材料価格の上昇や金融資本市場の変動等により、先行きは不透明な状況が続いております。警備業界におきましては、同感染症による影響は徐々に緩和されつつあるものの、少子高齢化に伴う労働力不足により、新卒及び中途採用ともに厳しい状況が続いております。また、離職防止並びに処遇改善に伴う人件費の増加は今後も続く見通しであり、引き続き厳しい事業環境下に置かれております。このような状況の中、当社グループは中期経営計画「Creative 2025」の目標達成に向け、持続的な成長と更なる企業価値の向上に努め「安心と信頼を創造する技術サービス企業」を目指し、事業を展開しております。その結果、当第1四半期連結累計期間の当社グループの業績は、売上高は17,731百万円(前年同期比9.1%増)となりました。利益面につきましては、営業利益1,562百万円(同41.3%増)、経常利益1,580百万円(同40.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益929百万円(同39.4%増)となりました。セグメントごと及び業務別の業績は次のとおりであります。① セキュリティ事業常駐警備部門につきましては、広島サミット関連の臨時警備が好調だったこともあり、当第1四半期連結累計期間の売上高は8,575百万円(前年同期比7.2%増)となりました。機械警備部門につきましては、画像関連サービスが堅調だったこともあり、当第1四半期連結累計期間の売上高は5,945百万円(同11.5%増)となりました。運輸警備部門につきましては、集配金・精査サービスなどの販売に注力した結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は949百万円(同10.5%増)となりました。工事・機器販売部門につきましては、防犯カメラの販売を中心とした画像関連システムなどが好調だったこともあり、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,827百万円(同10.9%増)となりました。これらの結果、当第1四半期連結累計期間のセキュリティ事業セグメントの売上高は17,297百万円(同9.2%増)、セグメント利益(営業利益)は1,475百万円(同48.0%増)となりました。② ビル管理・不動産事業ビル管理・不動産事業につきましては、清掃業務や電気設備の保安業務等の建物総合管理サービス及び不動産賃貸を中心に事業を行っております。当第1四半期連結累計期間のビル管理・不動産事業セグメントの売上高は433百万円(同3.4%増)、セグメント利益(営業利益)は87百万円(同20.2%減)となりました。
(財政状況)当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,236百万円増加し、62,855百万円(前連結会計年度末比2.0%増)となりました。その主な内容は、現金及び預金の増加609百万円、未収警備料の増加598百万円、土地の増加372百万円、運輸警備用現金及び預金の減少405百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少373百万円などであります。負債は、前連結会計年度末に比べ599百万円増加し、24,862百万円(同2.5%増)となりました。その主な内容は、賞与引当金の増加828百万円、預り金の減少410百万円などであります。純資産は、利益剰余金の増加563百万円などにより、前連結会計年度末に比べ636百万円増加し、37,993百万円(同1.7%増)となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間の研究開発費は4百万円であります。当第1四半期連結累計期間において、当社グループにおける研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 生産、受注及び販売の状況(生産実績)当社グループは生産活動を行っておりませんが、当第1四半期連結会計期間末日現在実施中のセグメントごとの契約件数は、次のとおりであります。なお、当第1四半期連結累計期間において、契約件数の著しい増減はありません。
セグメント名称
契約件数(件)
前年同四半期比(%)
(セキュリティ事業)
常駐警備
838
98.8
機械警備
126,744
100.4
運輸警備
3,210
92.1
小計
130,792
100.1
(ビル管理・不動産事業)
7,506
108.0
合計
138,298
100.5
(販売実績)当第1四半期連結累計期間におけるセグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。なお、当第1四半期連結累計期間において、販売実績の著しい増減はありません。
セグメント名称
金額(千円)
前年同四半期比(%)
(セキュリティ事業)
常駐警備
8,575,170
107.2
機械警備
5,945,329
111.5
運輸警備
949,326
110.5
工事・機器販売
1,827,738
110.9
小計
17,297,566
109.2
(ビル管理・不動産事業)
433,912
103.4
合計
17,731,478
109.1
(注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先
前第1四半期連結累計期間
当第1四半期連結累計期間
金額(千円)
割合(%)
金額(千円)
割合(%)
東日本旅客鉄道㈱
2,274,309
14.0
2,656,503
15.0
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