【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期累計期間(2022年3月1日~2022年11月30日)における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染者数が過去最多を更新する中、行動制限は緩和され、正常化に向けた動きが見られました。一方、ウクライナ危機に起因する資源価格や原材料価格の高騰、国際的な金利格差による為替の急変動など、先行きは依然として不透明な状況にあります。
そのような状況の中、当社ではSave Money Good Life(節約による豊かな暮らし)をスローガンに掲げ、地域に暮らす方々の「豊かさ実感」に貢献するため、期間限定の特売を抑制し、いつでもお買い得で購入できる商品の販売や、お客さまの暮らしを便利に、楽しくする商品とサービスの提案に取り組むなど、様々な面で「豊かさ創造」を具現化する変革に挑戦してまいりました。
当第3四半期累計期間における営業概況としましては、春から夏にかけて天候不順等がガーデニングや農作業、行楽の需要期を直撃した影響を受け、客数が前年より減少する実績となっておりますが、9月から11月の期間では、物価上昇が続く中で、暮らしの必需品を低価格で販売する「暮らし応援」の取組や、暖房用品や防寒衣料等、秋冬物を積極的に売り込んだことが奏功し、売上高は持ち直しの動きを見せております。
また、当該期間における新規出店として、青森県八戸市にプロショップ1号店の「DayPRO(デープロ)八戸石堂店」、宮城県仙台市に「サンデー仙台卸町店」をオープンしたほか、11月には青森県弘前市にペット専門店2号店となる「Zoomore(ズーモア)弘前店」をオープンし、1号店の八戸店同様に、地域のお客さまからご好評をいただいております。そのほか、11月に青森県十和田市のスーパーセンター十和田店をリニューアルオープンするなど、地域のお客さまのニーズに応える業態開発に積極的に取り組んでおります。
①財政状態
当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に対して33億99百万円増加し367億77百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加1億39百万円、売掛金の増加4億37百万円、新規出店等に伴う商品及び製品の増加16億64百万円及び有形固定資産の増加7億98百万円等によるものであります。
負債については、前事業年度末に対して28億94百万円増加し248億33百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金の増加16億23百万円、未払法人税等の増加2億36百万円、短期借入金の増加3億円、長期借入金の増加4億5百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少1億44百万円、流動負債その他(未払金、未払費用等)の増加5億51百万円等によるものであります。
純資産については、前事業年度末に対して5億5百万円増加し119億44百万円となりました。これは主に四半期純利益6億47百万円の計上と配当金の支払い1億61百万円等によるものであります。
②経営成績
当第3四半期累計期間における当社の売上高は373億31百万円、営業利益は9億69百万円、経常利益は9億98百万円、四半期純利益は6億47百万円となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期会計期間の期首より適用しており、当第3四半期累計期間に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、前年同期との比較は記載しておりません。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。