【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、第1四半期会計期間より非連結決算に移行したことから、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限が緩和され、経済活動は正常化に向かいつつある一方、円安の影響や物価の上昇、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に起因するエネルギー価格の高騰や世界的な金融引き締めを背景とした景気後退懸念等により依然として先行き不透明な状況が続いております。このような環境の中、当社は、「ファッションにエンタテイメントを」を理念とし、オリジナルバッグ・財布等の提供を通じて「お客様に非日常のワクワク感を提供すること」を目指し、引続き販売促進費への投資やSNS活動の強化等を行っております。また、前事業年度にオープンした当社ブランドのオンラインサイトが集積したモール型の新ECサイト「ATAOLAND+(アタオランドプラス)」に係るプロモーション等を継続し、店舗とECのOMOの推進や当社が展開する各ブランド価値の更なる向上、顧客サービスの強化等を図っております。加えて、ATAOブランド初のライセンス展開として、2023年5月よりゴルフラインの販売を開始し、ライセンシーによる販路拡大等を行っております。キャラクターブランドであるILEMERにつきましては、国内の有名動画クリエーターとコラボしたプロモーションを展開するとともに、2023年8月には「イルメールギャラリー」をオープンしております。また、ハッピードールの関連商品の拡充やアパレルラインの新規展開等、新商品の投入を強化しております。その結果、当第2四半期累計期間の販売業態別の売上高は、前第1四半期累計期間中にATAO京都店を出店したこと等により店舗販売が831,548千円となり、また、ATAOLAND+への移行等に伴いインターネット販売が607,503千円となりました。以上により、当第2四半期累計期間の業績は、売上高が1,451,086千円となり、ATAOLAND+に係る販売促進費の継続的な投資を行ったこと等により、営業利益49,424千円、経常利益47,804千円、四半期純利益26,173千円となりました。
① 資産の部総資産は3,496,673千円であり、前事業年度末と比較して292,210千円減少しております。主な減少要因は、現金及び預金が237,191千円減少したことであります。
② 負債の部負債合計は1,011,603千円であり、前事業年度末と比較して223,162千円減少しております。主な減少要因は、長期借入金が179,166千円減少したことであります。
③ 純資産の部純資産は2,485,070千円であり、前事業年度末と比較して69,048千円減少しております。主な減少要因は、利益剰余金が43,975千円減少したことであります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物は、1,556,590千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得したキャッシュ・フローは69,889千円となりました。これは主に、税引前四半期純利益47,804千円の計上、未払金の増加額54,176千円による資金の増加があった一方、仕入債務の減少額74,853千円、棚卸資産の増加額64,405千円による資金の減少があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用したキャッシュ・フローは7,700千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出6,144千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用したキャッシュ・フローは299,380千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出180,606千円によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。