【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況 当第2四半期連結累計期間(2023年3月1日~2023年8月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響に対する行動制限や海外渡航制限が緩和されたことなどにより、経済社会活動の正常化が進み、景気も持ち直されてきております。
一方、足元では、アメリカを中心とした経済の急激な再稼働による極端な需要面の増加、ウクライナ情勢の長期化による供給面での制約や原材料価格の上昇により、各国インフレ懸念が高まっております。これに伴い各国金融当局の政策変更が大幅な為替変動をもたらし、さらにはアメリカの利上げにより、債券価格が下がり破綻する銀行・破綻懸念先の銀行が現れ、金融資本市場や景気の先行きはさらに不透明なものとなっております。このような状況の中、IT社会は発展を続けており、ITインフラストラクチャに特化した事業を展開する当社グループは、エンタープライズ顧客の拡大と深耕、先端技術分野へ注力しながら事業を推進してまいりました。2023年1月に発表した中期経営計画「Beyond100」では、2026年2月期に売上高100億円超及び営業利益20億円超を目標としており、企業価値の向上に取り組んでおります。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,489,781千円(前年同四半期比47.2%増)、営業利益は655,744千円(前年同四半期比93.3%増)、経常利益は653,693千円(前年同四半期比91.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は456,955千円(前年同四半期比72.8%増)となりました。
(2) 財政状態の分析(資産) 当第2四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比較して867,069千円増加し、6,094,653千円となりました。その主な要因は、現金及び預金が306,208千円、のれんが289,240千円、売掛金及び契約資産が164,977千円増加したことによるものです。
(負債) 当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比較して405,212千円増加し、1,918,112千円となりました。その主な要因は、長期借入金(1年内返済予定含む)が275,312千円、短期借入金が66,800千円、未払法人税等が52,687千円増加したことによるものです。
(純資産) 当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比較して461,856千円増加し、4,176,540千円となりました。その主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が456,955千円増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は357,950千円(前年同四半期は197,415千円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上684,644千円、賞与引当金の増加107,407千円等があった一方、法人税等の支払額199,396千円、未払費用の減少104,273千円、売上債権及び契約資産の増加89,038千円等があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は274,415千円(前年同四半期は118,044千円の使用)となりました。これは主に保険積立金の解約による収入が74,876千円あった一方、連結の範囲の変更を伴う子会社株式取得による支出が256,148千円、敷金及び保証金の差入による支出が88,780千円等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は222,673千円(前年同四半期は201,139千円の獲得)となりました。これは主に長期借入れによる収入が300,000千円、短期借入れによる収入が100,000千円あった一方、長期借入金の返済による支出が121,809千円、短期借入金の返済による支出が33,200千円等があったことによるものです。
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