【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況 当第1四半期連結累計期間(2023年3月1日~2023年5月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、感染症対策、各種政策の効果もあり、経済社会活動の正常化が進み、景気も持ち直されてきております。
一方、足元では、アメリカを中心とした経済の急激な再稼働による極端な需要面の増加、ウクライナ情勢の長期化による供給面での制約や原材料価格の上昇により、各国インフレ懸念が高まっております。これに伴い各国金融当局の政策変更が大幅な為替変動をもたらし、さらにはアメリカの利上げにより、債券価格が下がり破綻する銀行・破綻懸念先の銀行が現れ、金融資本市場や景気の先行きはさらに不透明なものとなっております。このような状況の中、IT社会は発展を続けており、ITインフラストラクチャに特化した事業を展開する当社グループは、エンタープライズ顧客の拡大と深耕、先端技術分野へ注力しながら事業を推進してまいりました。2023年1月に発表した中期経営計画「Beyond100」では、2026年2月期に売上高100億円超及び営業利益20億円超を目標としており、企業価値の向上に取り組んでおります。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,676,002千円(前年同四半期比52.8%増)、営業利益は266,077千円(前年同四半期比139.8%増)、経常利益は265,995千円(前年同四半期比135.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は198,178千円(前年同四半期比83.2%増)となりました。
(2) 財政状態の分析(資産) 当第1四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比較して467,636千円増加し、5,695,220千円となりました。その主な要因は、のれんが305,706千円、売掛金及び契約資産が90,453千円増加したことによるものです。
(負債) 当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比較して266,939千円減少し、1,779,839千円となりました。その主な要因は、長期借入金(1年内返済予定含む)が323,834千円、短期借入金が91,700千円増加した一方、未払法人税等が112,276千円、社債(1年内償還予定含む)が7,000千円減少したことによるものです。
(純資産) 当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比較して200,697千円増加し、3,915,381千円となりました。その主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が198,178千円増加したことによるものです。
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