【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期会計期間の期首から適用しており、2023年2月期第1四半期に係る各数値は、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。前年同期比は、当該会計基準等適用前の2022年2月期業績と比較し増減率を計算しております。(1) 経営成績の分析当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、3月に新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置が終了し、ワクチンや治療薬の普及などにより感染状況が改善し、感染抑制と消費活動の両立が進みつつあります。一方で、急激な円安による為替相場の変動やウクライナ情勢を巡る地政学的リスクの高まりから資源価格の上昇圧力が強まっており、国内経済の先行きは不透明な状況にあります。このような経営環境の中、当社は、春の衣更えの最需要期を迎え、特別会員数や需要の増大を目的に販促活動を計画的に実施しました。具体的には、洋服の詰め放題「満服袋サービス」やサービスチケットの利用を推進しました。特に「満服袋サービス」は、お客様に大変ご好評を頂いております。また、「洋服のリフォーム」と「スニーカークリーニング」の販売強化に努めました。加えて、4月から新事業としてネット宅配クリーニング「Clap」を始動し、東京23区限定で1点から利用可能な宅配クリーニングと保管サービス付きの点数パッククリーニングを開始しました。以上の結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高は1,738,799千円と前年同四半期と比べ10,271千円(0.6%)の増収となりました。利益につきましては、継続的に実施している工場と店舗の統廃合による事業効率化の効果もあり、営業利益は349,755千円と前年同四半期と比べ88,560千円(33.9%)の増益、経常利益は370,515千円と前年同四半期と比べ90,937千円(32.5%)の増益、四半期純利益は246,532千円と前年同四半期と比べ52,901千円(27.3%)の増益となりました。なお、当社の属するホームクリーニング業界は、通常の場合、春の衣替えの時期に重衣料が洗濯物として出されるため春場に最需要期を迎えます。したがって、当社の売上高は、第1四半期に偏る傾向があり、四半期の業績に季節的変動があります。
(2) 財政状態の分析(資産)流動資産は、前事業年度末に比べて439,678千円増加し、1,161,374千円となりました。これは、現金及び預金が418,120千円、売掛金が134,687千円増加したことなどによります。 固定資産は、前事業年度末に比べて127,083千円増加し、3,184,409千円となりました。これは、投資その他の資産が106,541千円、無形固定資産が15,924千円増加したことなどによります。 この結果、総資産は、前事業年度末に比べて566,762千円増加し、4,345,784千円となりました。(負債)流動負債は、前事業年度末に比べて636,712千円増加し、1,311,596千円となりました。これは、未払金が393,621千円、未払法人税等が96,967千円増加したことなどによります。 固定負債は、前事業年度末に比べて295,923千円減少し、881,949千円となりました。これは、長期未払金が246,235千円、長期借入金が47,505千円減少したことなどによります。 この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて340,789千円増加し、2,193,545千円となりました。(純資産)純資産合計は、前事業年度末に比べて225,973千円増加し、2,152,239千円となりました。これは、利益剰余金が194,615千円、その他有価証券評価差額金が31,357千円増加したことによります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
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