【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間(自 2022年6月1日 至 2022年11月30日)の概況は、以下のとおりであります。
① 当地域の不動産業界
愛知県の地価調査では、平均変動率が住宅地は1.5%、商業地では2.3%の上昇となりました。当第2四半期連結累計期間である2022年6月から2022年11月における愛知県の新設住宅着工戸数は前年比で減少しているものの、建設資材価格高騰による販売価格の上昇やインフレによる消費者の購入マインドの低下により、住宅市場全体での契約率が低下するなど、販売競争は依然激化しております。
② 当社の取り組み
・東海エリアにおけるシェア拡大に向け、用地取得に注力し、また建売分譲のみならず、当社の強みである「商品住宅」を活かし売建・注文住宅市場への積極展開を図ってまいりました。
・「住みかえSHOP」の店舗拡充を進め顧客接点を強化するとともに、細やかなサービスの提供や地域のニーズに寄り添った商品の開発を行い、顧客満足度の向上に努めております。
2023年4月1日には三河エリアの旗艦店として刈谷市にモデルハウス併設型の「住みかえSHOP.刈谷店」をオープンさせ、以降も愛知県全域で「住みかえSHOP」店舗網の拡充を図る計画を進めております。
・「地球品質・サスティナブルデザイン」をコンセプトとした新商品「地球世代」モデルハウスを名古屋市守山区にオープンいたしました。地球環境に配慮した商品提供を行うことにより、未来に繋がる社会の実現に向けて取り組んでおります。
・長期優良住宅認定及び太陽光発電システムを搭載したZEH住宅の販売を開始いたしました。高性能な住宅をリーズナブルな価格で提供することにより、戸建住宅市場でのシェア拡大を目指します。
・HOTEL WOOD高山にて、高山の文化や地元産業を体験できる酒蔵見学等のツアーを開催しております。ラウンジスペースでの利酒サービスは多くのお客様にご好評いただいており、また、高山での思い出を持ち帰っていただきたいという想いから、オリジナル地酒「上二」の販売を開始しました。
③ 環境への取り組み
当社は「環境への取り組み」を企業の継続的な発展生存のテーマと位置付け、「木質資源カスケード事業」を軸に、国産木資源の積極的な利用を推進しております。現在は、原木の安定的かつ持続可能な供給体制の確立に向けて、森林の確保、森林管理の外部アライアンスの構築に向けて動いております。
④ 当第2四半期連結累計期間の業績
<連結業績>
売上高
営業利益
経常利益又は
経常損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
当第2四半期実績
22,588百万円
256百万円
△63百万円
△99百万円
前年同期実績
22,172百万円
1,322百万円
1,193百万円
843百万円
前年同期比
1.8%増
80.6%減
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-
販売戸数
内訳
戸建住宅
集合住宅
当第2四半期実績
541戸
527戸
1棟14戸
前年同期実績
531戸
531戸
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前期実績(通期)
1,004戸
1,004戸
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<セグメントの実績>
a 住宅事業
戸建分譲住宅の開発・販売及び住宅建設資材の製造・販売等
売上高
セグメント利益
前年同期比の主因
当第2四半期実績
20,608百万円
330百万円
売上高は微減だが、建設資材価格の高騰により利益が減少。
前年同期比
1.2%減
77.7%減
b 余暇事業
ゴルフ場及びホテル並びに公共施設の運営管理及び施設管理
売上高
セグメント利益
前年同期比の主因
当第2四半期実績
1,279百万円
290百万円
ゴルフ場運営が堅調に推移したことに加え、ホテルの宿泊客増加等により、売上高及び利益が増加。
前年同期比
10.1%増
15.8%増
c 都市事業
収益型不動産の開発並びに施設等の維持管理等
売上高
セグメント利益
前年同期比の主因
当第2四半期実績
770百万円
25百万円
収益不動産の販売により、売上高が増加。
前年同期比
312.2%増
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d その他の事業
上記以外の外部顧客への販売・サービスの提供
売上高
セグメント利益
前年同期比の主因
当第2四半期実績
8百万円
4百万円
-
前年同期比
0.0%増
7.4%増
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産の増加4,356百万円(前年同期は520百万円の減少)、仕入債務の減少596百万円(前年同期は844百万円の増加)等により、4,868百万円の支出(前年同期は2,303百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得等により、566百万円の支出(前年同期比50.8%増)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金による収入等により、5,256百万円の収入(前年同期は2,000百万円の支出)となりました。
以上の結果により、現金及び現金同等物は178百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末残高は4,505百万円(前年同期比7.5%増)となりました。
(3) 財政状態の分析
① 資産
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、棚卸資産の増加を主な要因として、前連結会計年度末と比較し4,390百万円増加し、37,709百万円となりました。
② 負債
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、借入金の増加を主な要因として、前連結会計年度末と比較し4,695百万円増加し、30,234百万円となりました。
③ 純資産
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、配当金の支払いによる利益剰余金の減少を主な要因として、前連結会計年度末と比較し304百万円減少し、7,475百万円となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
住宅事業において、住宅性能を高めることを目的とした建設部材の開発を行っております。当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は8,383千円であります。