【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において、当社が判断したものであります。(1) 財政状態及び経営成績の状況①経営成績の状況当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスによる行動制限が緩和され、経済活動に回復の兆しが見られました。しかしながら、急激な為替相場の変動や、ウクライナ情勢の長期化といった不安定な国際情勢により、依然として先行き不透明な状況が続いております。国内食品業界においては、原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇を反映した食料品の値上げが相次いだことにより消費者の節約志向が高まっており、今後も厳しい経営環境が続くことが予想されます。このような状況の中、当社は、コロナ禍の厳しい環境の変化に対応するため、中期経営計画「Creative2024」において、「顧客満足度の向上」、「安定的な利益確保」、「ブランド力の向上による企業価値向上」という当社が目指すべき将来像を掲げ、全社一丸となって中期経営計画の達成に取り組んでまいりました。当第1四半期累計期間の売上高は、主力のアイスクリーム部門において、新規取引先の開拓や既存取引先への拡販等により、かき氷を中心とした自社ブランド品の販売が好調に推移いたしました。また、OEM受注についても堅調に推移しており、1,065百万円(前期比18.3%増)となりました。損益面については、原材料価格の高騰やエネルギーコストの上昇が利益を圧迫し、営業損失は5百万円(前年同期は営業損失30百万円)、経常損失は3百万円(前年同期は経常損失36百万円)、四半期純損失は5百万円(前年同期は四半期純損失37百万円)となりました。なお、当社は夏季に集中して需要が発生するため、特に第2四半期会計期間の売上高は、他の四半期会計期間の売上高と比べ著しく高くなる傾向にあります。②財政状態の分析(資産)当第1四半期会計期間末における総資産は前事業年度末に比べ268百万円増加し、3,147百万円となりました。これは主に現金及び預金の減少額87百万円、売掛金の増加額195百万円、商品及び製品の増加額150百万円等によるものであります。(負債)当第1四半期会計期間末における負債は前事業年度末に比べ304百万円増加し、1,681百万円となりました。これは主に買掛金の減少額74百万円、短期借入金の増加額300百万円、未払金の増加額55百万円等によるものであります。(純資産)当第1四半期会計期間末における純資産は前事業年度末に比べ35百万円減少し、1,466百万円となりました。これは主に配当による利益剰余金の減少額25百万円等によるものであります。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、3,530千円であります。なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。