【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況 当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたことに伴い、経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、原材料・エネルギー価格の高騰や人件費等の上昇による物価上昇、円安傾向の継続、ロシア・ウクライナ情勢の長期化など、依然として厳しい状況が続き先行き不透明な状況となっております。 当社が属する建設業界におきましては、施工を行う技術者不足が解消されていないことに加え、資材価格や労務費等の建設コストの高騰が工事収益を圧迫する等、引き続き厳しい状況が続いております。 このような状況の中、当社は、引き続き既存店におけるパートナー(工務店等)との関係強化に取り組み、受注拡大を図って参りました。また、原価低減と経費削減、工事採算性を重視した受注方針の徹底、施工管理と品質・技術の向上、定期的に施工会議を開き安全・良質な工事の提供を努めるとともに、業容拡大や収益力の向上等も図って参りました。これらにより、当第1四半期累計期間における売上高は、工事が順調に進捗したことにより、1,039,261千円(前年同期比48.3%増)となり、営業利益は116,139千円(同421.9%増)、経常利益は124,212千円(同313.2%増)、四半期純利益は84,140千円(同333.6%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(ホームメイキャップ事業)ホームメイキャップ事業におきましては、工事が順調に進捗したことにより、売上高は965,137千円(前年同期比45.0%増)、セグメント利益は163,336千円(同130.0%増)となりました。(建築工事業)建築工事業におきましては、新築工事、店舗改装及び改修工事等の増加により、売上高は72,780千円(前年同期比122.1%増)、セグメント利益は8,507千円(前年同期は229千円のセグメント損失)となりました。(その他)不動産売買取引を行う不動産事業とFC加盟店に対するコーティング材等の販売に関する事業等で構成されるその他の事業におきましては、材料販売等の減少により、売上高は1,344千円(前年同期比44.4%減)、セグメント利益は459千円(同46.2%減)となりました。
財政状態は、次のとおりであります。
当第1四半期会計期間末における資産の部は、前事業年度末に比べ8,894千円増加し、4,140,834千円となりました。これは主に、関係会社株式の206,238千円の増加、未成工事支出金の51,171千円の増加、受取手形、完成工事未収入金及び契約資産の41,509千円の増加、現金及び預金の333,203千円の減少等によるものであります。負債の部は、前事業年度末に比べ50,108千円減少し、856,971千円となりました。これは主に、工事未払金の60,960千円の減少、未払法人税等の32,450千円の減少等によるものであります。純資産の部は、前事業年度末に比べ59,002千円増加し、3,283,863千円となりました。これは主に、利益剰余金の38,948千円の増加、その他有価証券評価差額金の20,054千円の増加等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、62千円であります。 なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因当第1四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。