【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の規制緩和に伴い、経済活動が通常化に向かいつつありました。
一方でウクライナ情勢を背景とした世界経済は、資源価格の高騰など依然不安定な状況が続いており、諸外国の物価高に対処するための政策金利の利上げによる円安基調の動きもみられ、先行きに対する不透明感が続いております。
ゴルフ業界につきましては、国内外ともにゴルフ人口の回復傾向はみられたものの、これまで落ち込んでいた他のスポーツ用品の需要の回復、原材料等の価格高騰の影響もあり、当社は生産能力の強化や原価の低減など安定供給に努めてまいりましたが、減収減益となりました。
その結果、当第1四半期累計期間の経営成績は、売上高727,888千円(前年同四半期比10.7%減)、営業利益12,199千円(前年同四半期比90.9%減)、経常利益29,586千円(前年同四半期比85.8%減)、四半期純利益20,170千円(前年同四半期比86.1%減)となりました。
セグメントごとの経営成績については、下記のとおりであります。
当社の報告セグメントは、スポーツ用品関係の専門メーカーとして、ゴルフシャフト等の製造販売を柱とし、ゴルフクラブ組立加工の事業活動を行っております。
したがって、当社は、スポーツ用品関係の専門メーカーであり単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(資産)
当第1四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べ199,837千円減少し、6,242,432千円となりました。
主な要因は、流動資産において、売上債権が174,085千円減少したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期会計期間末の負債総額は、前事業年度末に比べ41,902千円増加し、1,398,485千円となりました。
主な要因は、短期借入金が37,701千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期会計期間末の純資産については、前事業年度末と比べ241,739千円減少し、4,843,947千円となりました。
主な要因は、四半期純利益を20,170千円計上した一方、配当金の支払額258,658千円を計上したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は77.6%となり前事業年度末と比べ1.3ポイント減少しました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、1,041千円であります。
なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
ア.資金の需要の主な内容
当社の資金需要は、主に生産活動のための原材料費、労務費、製造経費、販売費及び一般管理費に係る運転資金及び生産性の向上のための設備投資資金等であります。
イ.資金の流動性及び調達の可能性
資金の流動性については、手許流動性の確保により不測の事態に対応できるようにしております。
資金の調達については、取引金融機関との良好な関係を維持しつつ、状況に応じて対応可能な体制となっております。
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