【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限の緩和が進み、経済活動は緩やかに持ち直す動きが見られました。しかしながら地政学的リスクの長期化による原材料価格高騰や金融資本市場の変動等により、先行きは不透明な状況が続いております。このような環境の中、当社グループの主要顧客である大手製造業各社では、積極的な研究開発投資を維持していることから、WEB/アプリケーション及び業務系システム開発分野における顧客ニーズも引き続き底堅く推移しており、高い生産性と稼働率を維持しております。また、技術者不足による機会損失を防ぐためにも、引き続き人員確保及びプロジェクトマネージャーとDXが推進できる技術者の育成に努めております。その結果、当社グループの売上高は1,985百万円(前年同期比4.9%減)、営業利益は147百万円(同32.1%減)、経常利益は147百万円(同31.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は95百万円(同33.6%減)となりました。なお、2022年8月1日付で「品質評価」サービス事業に属する権利義務を、株式会社AGESTへ会社分割(簡易吸収分割)の方法により承継したことから、売上高、利益とも前年同期比で減収減益となりましたが、概ね計画通りに推移しております。今後もより一層、営業力と利益体質の強化に努めてまいります。当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
② 財政状態の分析
(資産)当第1四半期連結会計期間末における資産合計額は5,099百万円となり、前連結会計年度末比82百万円の減少となりました。これは主に、現金及び預金が67百万円減少したこと、受取手形、売掛金及び契約資産が6百万円減少したこと、仕掛品が9百万円増加したことによるものであります。
(負債)負債合計額は1,223百万円となり、前連結会計年度末比47百万円の減少となりました。これは主に、未払費用が438百万円増加したこと、未払法人税等が213百万円減少したこと、賞与引当金が173百万円減少したことによるものであります。
(純資産)純資産合計額は3,876百万円となり、前連結会計年度末比34百万円の減少となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金が95百万円増加したこと、剰余金の配当により129百万円減少したことによるものであります。
(2) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
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