【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。この結果、前第3四半期連結累計期間と収益の会計処理が異なることから、以下の経営成績に関する説明において、増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、社会経済活動の正常化に向けた動きがみられました。一方で、急激な円安の進行や、ロシアによるウクライナへの侵攻など地政学リスクの高まりを背景とした世界的な資源価格高騰の影響も相まって、景気の先行きは不透明な状況が続いております。さらに、生活必需品の物価上昇などによる影響を受けて、個人消費を取り巻く環境は厳しさを増しております。
そのような中、当社グループは、2021年4月に公表した「第3次中期経営計画~ずっと大好きや!!コーナン~これからもあなたにぴったり」の計画達成に向け各種施策に取り組んでおります。
店舗拡充の分野では、ホームセンターコーナン9店舗、コーナンプロ8店舗、CAMP DEPOT3店舗、ビーバープロ1店舗、KOHNAN VIETNAM2店舗、建デポ4店舗を出店した他、ホームセンターコーナン1店舗を閉店したため、当第3四半期連結会計期間末現在の店舗数は528店舗(ホームセンターコーナン316店舗、コーナンプロ110店舗、CAMP DEPOT9店舗、ホームセンタービーバートザン6店舗、ビーバープロ5店舗、KOHNAN VIETNAM10店舗、建デポ直営店70店舗・FC店2店舗)となりました。
なお、KOHNAN VIETNAM CO., LTD.の第3四半期累計期間は、2022年1月1日から2022年9月30日であるため、当第3四半期連結会計期間末現在の店舗数は、2022年9月30日現在の店舗数を表示しております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の営業収益は330,803百万円(前年同四半期335,324百万円)となりました。販売費及び一般管理費は114,223百万円(前年同四半期112,157百万円)となり、営業利益は17,916百万円(前年同四半期21,755百万円)となりました。
経常利益は、営業利益が減少したことなどにより16,715百万円(前年同四半期20,454百万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は11,024百万円(前年同四半期13,721百万円)となりました。
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末より24,105百万円増加し、422,182百万円となりました。商品及び製品が16,002百万円、売掛金が4,761百万円、建設仮勘定が3,701百万円それぞれ増加し、現金及び預金が3,118百万円減少したことなどによります。
負債総額は前連結会計年度末より19,289百万円増加し、274,921百万円となりました。買掛金及び電子記録債務が8,665百万円、短期借入金が4,837百万円、長期借入金が7,903百万円それぞれ増加したことなどによります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は147,260百万円で、自己資本比率は34.9%となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。