【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における経済情勢は、新型コロナウイルス感染症の行動制限緩和以降、緩やかな持ち直しの動きがみられる一方、ウクライナ情勢の長期化や急激な為替変動等に伴う物価の上昇、世界的な金融引締めによる景気減速が懸念される等、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような中、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は、5,184百万円(前年同期比15.0%増)、営業利益は595百万円(前年同期比77.9%増)、経常利益は650百万円(前年同期比88.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は452百万円(前年同期比89.9%増)と前年同期実績を上回りました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
<キャラクターエンタテインメント事業>
キャラクターエンタテインメント事業は、行動制限が緩和されて以降、クレーンゲーム等のプライズゲーム市場が引き続き活況であったことから「星のカービィ」や「サラブレッドコレクション」等の定番キャラクター商品の受注が堅調に推移した結果、売上高3,592百万円(前年同期比9.2%増)、営業利益467百万円(前年同期比68.5%増)と前年同期実績を上回りました。
<キャラクター・ファンシー事業>
キャラクター・ファンシー事業は、行動制限緩和とインバウンド需要により取引先店舗の来場者数が回復傾向であったことから「星のカービィ」「ポケットモンスター」等の定番キャラクター商品の販売が好調であったことに加え、自社キャラクター「忠犬もちしば」やバスボール(フィギュア入り入浴剤)商品の販売も引き続き好調に推移した結果、売上高1,592百万円(前年同期比30.7%増)、営業利益128百万円(前年同期比122.9%増)と前年同期実績を上回りました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて774百万円増加し、5,616百万円となりました。これは主に、電子記録債権の減少額139百万円、流動資産「その他」の減少額93百万円により一部相殺されたものの、現金及び預金の増加額401百万円 受取手形、売掛金及び契約資産の増加額429百万円、商品の増加額143百万円によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて308百万円増加し、1,098百万円となりました。これは主に、買掛金の増加額191百万円、未払法人税等の増加額148百万円によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて465百万円増加し、4,518百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加額403百万円(親会社株主に帰属する四半期純利益452百万円、剰余金の配当△49百万円)によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて401百万円増加し、2,970百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、480百万円(前年同期は341百万円の使用)となりました。
これは主に、売上債権の増加額283百万円、棚卸資産の増加額140百万円により一部相殺されたものの、税金等調整前四半期純利益650百万円、仕入債務の増加額189百万円があったこと等を反映したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、36百万円(前年同期は18百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出27百万円、差入保証金の差入による支出13百万円があったこと等を反映したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、50百万円(前年同期は40百万円の使用)となりました。
これは主に、配当金の支払額50百万円があったこと等を反映したものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。