【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。(1) 経営成績の状況 当第1四半期連結累計期間(2023年3月1日~2023年5月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症は感染症法上の分類が5類へ移行されたことで社会経済活動の回復に向け動きだし、個人消費や企業の設備投資などがコロナ禍前の水準まで戻りつつあります。一方、地政学リスクの高まりによる原材料費高騰など依然として先行きは不透明な状況が続いております。 このような状況のもと当社グループは、中期経営計画の2年目の方針に基づき、工事会社主体の体制で次の成長に繋げるポジションの獲得を目指してまいります。 当第1四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の制限は緩和されましたが、前年同四半期のような大型工事案件が少なかったことなどに加え、子会社売却等の影響などもあり売上高及び各種利益は前年同四半期を下回る推移となりました。 この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は2,993百万円(前年同四半期比7.3%減)、営業利益は69百万円(前年同四半期比48.6%減)、経常利益は74百万円(前年同四半期比47.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は51百万円(前年同四半期比57.0%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。前連結会計年度において「その他」に含まれていた㈱ラルゴ・コーポレーション及び㈱エヌ・アイ・エル・テレコム並びに㈱アドバンテージの全株式を譲渡し、連結の範囲から除外したことに伴い、当第1四半期連結累計期間より「その他」の区分を廃止しております。
(内装工事事業) 内装工事事業は、㈱日商インターライフが展開しており、売上高は1,489百万円(前年同四半期比10.8%減)、セグメント利益は56百万円(前年同四半期比54.4%減)となりました。 前年同四半期のような大型工事案件が少なかったことから、前年同四半期を下回る推移となりました。
(音響・照明設備事業) 音響・照明設備事業は、㈱システムエンジニアリングが展開しており、売上高は1,051百万円(前年同四半期比24.6%増)、セグメント利益は45百万円(前年同四半期比38.8%増)となりました。 一部の大型工事案件の進捗に遅れが出ておりますが、その他の受注済み案件が順調に進んだことから、前年同四半期を上回る推移となりました。
(設備・メンテナンス事業) 設備・メンテナンス事業は、ファシリティーマネジメント㈱、玉紘工業㈱が展開しており、売上高は220百万円(前年同四半期比36.6%減)、セグメント利益は9百万円(前年同四半期比71.3%減)となりました。 アミューズメント業界や飲食業界の空調設備点検業務などが順調に推移しましたが、公共工事案件の進捗の遅れや入札案件が低調となったため、前年同四半期を下回る推移となりました。
(人材サービス事業) 人材サービス事業は、㈱アヴァンセ・アジルが展開しており、売上高は231百万円(前年同四半期比11.6%増)、セグメント利益は7百万円(前年同四半期比20.1%増)となりました。 通信インフラ企業への派遣人員が前年同四半期と比べ約8%増加したことから、前年同四半期を上回る推移となりました。
(2) 財政状態の状況当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて116百万円減少し、7,181百万円となりました。これは受取手形、完成工事未収入金及び契約資産等が580百万円、未成工事支出金が111百万円減少した一方、現金及び預金が536百万円増加したことなどによるものであります。負債は、前連結会計年度末に比べて114百万円減少し、3,902百万円となりました。これは支払手形・工事未払金等が387百万円減少した一方、短期借入金が79百万円、契約負債が128百万円、賞与引当金が67百万円増加したことなどによるものであります。純資産は、前連結会計年度末に比べて1百万円減少し、3,278百万円となりました。これはその他有価証券評価差額金が23百万円増加した一方、利益剰余金が28百万円減少したことなどによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
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