【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の景気は、新型コロナウイルス感染症に対する厳しい行動制限が解除されたことによる社会・経済活動の平常化によって個人消費を中心に堅調に推移しました。また、海外は欧米各国の利上げによる金融引き締め政策によって景気下振れ圧力がみられたものの雇用環境の堅調さから底堅い回復が続きました。しかし、長期化が予想されるウクライナ紛争や各国の金融政策などによる世界経済後退リスクが継続しており、先行きは不透明な状況が続くとみられます。
当社グループの主要な取引先である自動車業界では、車載用半導体をはじめとした自動車部品の供給制約が緩和されたことで自動車各社の生産活動は正常化しつつあります。また、納車待ちの早期解消や底堅い引き合い需要に応えるためにサプライチェーンを含めて更なる挽回生産に傾注することが期待されます。こうした中、当第1四半期連結累計期間の連結売上高は前年同四半期比8.7%増加し3,431,188千円となりました。
利益面につきましては、営業利益が293,346千円(前年同四半期比21.8%減)となりました。経常利益は477,417千円(前年同四半期比36.5%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、334,392千円(前年同四半期比31.1%減)となりました。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の総資産の残高は、前連結会計年度末と比べ729,369千円増加し、27,108,599千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べ54,371千円増加し、16,789,803千円となりました。これは主に、商品及び製品が97,968千円増加したことによります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べ674,998千円増加し、10,318,796千円となりました。これは主に、機械装置及び運搬具が371,102千円増加したことや投資有価証券が340,648千円増加したこと等によります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の総負債の残高は、前連結会計年度末と比べ39,531千円増加し、5,273,474千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比べ3,851千円増加し、3,963,568千円となりました。これは主に賞与引当金が103,191千円増加したことや未払法人税等が119,505千円減少したこと等によります。
固定負債は、前連結会計年度末と比べ35,680千円増加し、1,309,907千円となりました。これは主に、その他が123,431千円増加したことや長期借入金が88,000千円減少したことによります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末の純資産の残高は、前連結会計年度末と比べ689,838千円増加し21,835,125千円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が313,970千円増加したことや利益剰余金が257,787千円増加したこと等によります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
特記すべき事項はありません。