【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2023年3月1日~2023年5月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大による行動制限が緩和され、経済活動が正常化に向かう動きが見られましたが、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による資源・エネルギー価格の高騰に加え、欧米諸国での政策金利の引き上げや、それに伴う為替相場の変動など、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
沖縄県の小売業界におきましては、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたこと等により、個人消費は前年同期を上回って推移しておりますが、人手不足や物価上昇、金融資本市場の変動等など、不透明な経営環境が続いております。
このような環境の中、当社の経営方針を「もっといい方法はないか考えよう」とし、人財力や仕組み力、商品力の向上に取り組むとともに、引き続き企業理念の浸透、七大基本の徹底、既存店の活性化、効率化を図り、お客様満足度の向上に努めてまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間における経営成績は、営業収益(売上高及び営業収入)は556億29百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益は35億47百万円(同39.6%増)、経常利益は36億68百万円(同38.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は23億71百万円(同39.8%増)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
①小売
小売におきましては、ワンランクアップ商品、沖縄県産品、PB商品(くらしモア、ローソンセレクト)の販売強化に取り組んだこと、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたこと等により既存店売上が好調に推移したことや昨年開店した店舗の売上が寄与し、営業収益は536億7百万円(前年同期比8.4%増)、セグメント利益は32億5百万円(同35.3%増)となりました。
②コンビニエンスストア(以下「CVS」という。)
CVSにおきましては、営業収益は20億29百万円(前年同期比16.0%増)、セグメント利益は3億41百万円(同99.3%増)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較して27億91百万円増加し、1,750億96百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が9億86百万円、売掛金が16億78百万円、商品及び製品が6億14百万円増加したことや、有形固定資産が11億83百万円減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比較して27億76百万円増加し、376億77百万円となりました。主な要因は、買掛金が20億22百万円、賞与引当金が12億54百万円増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末と比較して15百万円増加し、1,374億18百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が84百万円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。