【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析当第2四半期連結累計期間(2023年3月1日~2023年8月31日)における国内経済におきましては、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行により、行動制限や入国規制が解除され、経済活動の正常化が進みました。一方、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や為替相場の急激な変動による商品・サービス価格の上昇など、依然として先行き不透明な状況が続いております。国内衣料品販売におきましては、外出機運の高まりによる人流の増加に加え、円安によるインバウンド需要の拡大などにより堅調に推移しました。また、お客様の消費行動が従来のジャーニー型に加えてパルス型も出来してきており、最新トレンドに対応できる臨機応変で迅速な生産体制の構築及び販売手法の確立が求められております。
このような状況の中で当グループは、メンズ売上をレディース売上と並ぶ柱にするという中期的な目標の下、メンズ顧客層の拡大及びメンズ商品の認知度向上を目的に、俳優・窪塚洋介氏を『Tabio MEN』の公式アンバサダーに起用しました。インスタグラムによる動画発信などへの反響も大きく、メンズブランドの認知度向上に大きく寄与しております。またパルス型消費に対応できる生産体制の構築及び販売手法の確立を目的に、定番商品の内覧会の開催時期を変更いたしました。これにより、定番商品の安定した生産とトレンド商品の需要に即応できる生産の両立に向けた商品供給体制の見直しを行っております。販売面におきましてはEC・店舗共通の販促企画の立案やWEB・SNSでの発信力強化を目的に、国内EC部門を部署間横断チームとする社内体制の変更を行っております。
なお当社は、2023年3月10日に創業55周年を迎えました。「靴下業界の良心たれ」という創業者の熱い想いに向き合いながら、「熱愛」「顧客中心」「不易流行」「和」の経営理念のもと、モノづくりやお店づくり、人づくりに決して妥協することなく、国内協力工場の皆様やフランチャイジーの皆様と強いパートナーシップを築き、今後もお客様にとって最高の商品づくりとお店づくりを目指してまいります。
出退店状況におきましては、フランチャイズチェーン店2店舗、直営店3店舗の新規出店と、フランチャイズチェーン店4店舗、直営店2店舗の退店により、当第2四半期連結累計期間末における店舗数は、フランチャイズチェーン店112店舗(海外代理商による27店舗を含む)、直営店160店舗(海外4店舗を含む)、合計272店舗となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は7,540百万円(前年同期比7.4%増)となりました。内訳は、国内専門店事業で5,986百万円(前年同期比7.8%増)、国内EC事業で861百万円(前年同期比4.8%減)、海外・スポーツ卸事業692百万円(前年同期比23.5%増)と好調に推移しました。利益面では、営業利益240百万円(前年同期比386.3%増)、経常利益247百万円(前年同期比283.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益195百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失59百万円)となりました。
なお、当グループの売上高は、取扱い商品が防寒という機能を持つ靴下のため、上半期(3月~8月)に比べ下半期(9月~2月)に販売される割合が大きくなっております。従いまして連結会計年度の上半期の売上高と下半期の売上高との間には著しい相違があり、上半期と下半期の業績に季節的変動があります。
(2)財政状態の分析当第2四半期連結会計期間末における総資産は、土地419百万円、投資その他の資産のその他201百万円増加しましたが、現金及び預金851百万円の減少があったこと等により、前連結会計年度末と比べて115百万円減少し、7,618百万円となりました。負債については、買掛金68百万円、賞与引当金47百万円増加しましたが、電子記録債務120百万円、長期借入金108百万円の減少があったこと等により、前連結会計年度末と比べて119百万円減少し、3,595百万円となりました。純資産については、配当金の支払い203百万円ありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益195百万円の計上、自己株式11百万円の減少等により、前連結会計年度末と比べて3百万円増加し、4,022百万円となりました。その結果、自己資本比率は前連結会計年度末の52.0%から52.8%に増加しました。
(3)キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ851百万円減少し、1,750百万円となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益239百万円の計上、棚卸資産の増加116百万円、仕入債務の減少52百万円があったこと等により、56百万円(前年同期△336百万円)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出310百万円、投資有価証券の取得による支出200百万円があったこと等により、△537百万円(前年同期△142百万円)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額201百万円、長期借入金の返済による支出109百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出64百万円があったことにより、△375百万円(前年同期△385百万円)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は12百万円であります。
(6)設備の状況設備の新設当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画中であった重要な設備の新設について取得したものは以下のとおりであります。なお、重要な設備の除却等の計画はありません。
会社名
所在地
事業部門
設備の内容
取得年月
タビオ株式会社
物流センター(奈良県北葛城郡広陵町)
全社共通
物流用地の取得
2023年6月
