【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当社はスーパーマーケット事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期累計期間(2020年3月1日~2020年8月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による国内外での経済活動の停滞やインバウンド需要の縮小などにより、景気は大きく後退いたしました。緊急事態宣言の解除後は、国内経済活動が徐々に再開され、経済の持ち直しが期待されているものの、感染再拡大の懸念は依然として払拭されておらず、予断を許さない状況が続いております。
スーパーマーケット業界におきましては、消費増税による消費者の生活防衛意識が高まる中で、新型コロナウイルス感染症による影響が加わり、慢性的な人手不足とそれに伴う人件費高騰への対応及び地域のライフラインとしての役割を果たすことが大きな課題となっております。また、同業種・異業種を問わない業務提携や業界再編により、市場のシェア争奪戦が一層激化しており、引き続き厳しい経営環境となっております。
当社は、このような消費低迷や競争激化といった状況に対処するため、「商品力」、「現場力」及び「マーケティング力」の強化による確固たる競争力の構築を最大の課題として取組み、品質・価格等の多様化する顧客ニーズに対応してまいりました。更に適切な人員配置及び作業スケジュールの精度向上による作業効率改善により労働生産性の向上を図り、またあらゆるコストを見直し、持続可能な企業経営の確立に努めてまいりました。
当社におきましては、お客様にとって価値がある商品を提供することにより、お客様に当社の価値や想いを共有していただき、お客様との信頼関係及び共感を確固たるものとする「ラッキーブランド」の確立に努めております。
営業面においては、社会構造・情勢の変化により節約志向、安心安全志向及び即食需要が更に高まる中、簡便商品及び健康志向の品揃え拡充に取組み、惣菜・ベーカリー部門においてはおいしさを優先した商品開発に努めてまいりました。また、高購買頻度商品の値ごろ感ある価格設定や顧客満足度を意識した高付加価値商品の開発に注力し、既存顧客の支持拡大と新規顧客の獲得に取組んでまいりました。
当第2四半期累計期間におきましては、新型コロナウイルス拡大防止のため緊急事態宣言が発令され、外出自粛要請及び学校休校などにより、外出自粛によるまとめ買いに加え、家庭での内食・昼食需要が高まり、生鮮食品、米、麺類、レトルト食品などの保存食品、昼食用の日配食品等が好調に推移しました。一方、緊急事態宣言解除後は、家庭での焼肉やBBQ需要が高まり、焼肉関連商材は好調に推移したものの、「3密」回避のために移動や帰省が自粛傾向となり、お盆商戦は伸び悩むこととなりました。また、衣料品部門は、外出自粛の影響によりシニア向け衣料等の不調が続き、前年同期比86.1%と大幅マイナスとなりました。
経費管理面におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点による集客抑制のため、特売チラシ等の配布・配信を自粛したことやポイント販促の抑制により、広告宣伝費及び販売手数料が大幅に削減され、加えて原油相場の下落よる水道光熱費の減少もあり、販売費及び一般管理費は前年同期比98.4%となりました。
この結果、当第2四半期累計期間の経営成績は、売上高201億69百万円(前年同期比1.0%増)、経常利益3億60百万円(同111.4%増)、四半期純利益2億40百万円(同139.2%増)となりました。
当第2四半期累計期間における店舗の状況は、新設・閉鎖店舗及び改装店舗は無く、2020年8月31日現在の店舗数は、34店舗であります。
② 財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末と比較して4億15百万円減少し184億94百万円となりました。
その主な要因は、現金及び預金の減少が1億7百万円、商品及び製品の減少が61百万円、未収入金の減少が61百万円、有形固定資産合計の減少が1億48百万円であったことなどによるものであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末と比較して6億2百万円減少し133億82百万円となりました。
その主な要因は、長期借入金(1年内返済予定を含む)が4億15百万円増加したものの、買掛金の減少が1億1百万円、短期借入金の減少が6億円、未払金の減少が2億82百万円であったことなどによるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末と比較して1億86百万円増加し51億12百万円となりました。
その要因は、株主配当による減少が63百万円であったものの、四半期純利益の計上が2億40百万円及びその他有価証券評価差額金の増加が9百万円であったことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ1億7百万円減少し、5億87百万円(前事業年度末残高は6億94百万円)となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は3億65百万円(前年同四半期は15億39百万円の獲得)となりました。
これは主に、仕入債務の減少額が1億1百万円であったものの、税引前四半期純利益が3億53百万円、減価償却費が1億95百万円であったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1億円(前年同四半期は55百万円の使用)となりました。
これは主に、定期預金の払戻による収入が11億30百万円、差入保証金の回収による収入が76百万円であったものの、定期預金の預入による支出が11億30百万円、有形固定資産の取得による支出が1億77百万円であったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3億72百万円(前年同四半期は7億60百万円の使用)となりました。
これは主に、長期借入れによる収入が12億円であったものの、短期借入金の純減少額が6億円、長期借入金の返済による支出が7億84百万円、リース債務の返済による支出が75百万円であったことなどによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありませんが、1「事業等のリスク」に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症による影響は、今後の推移状況を注視してまいります。
なお、当社では、お客様と従業員の安全確保を最優先事項として、従業員のマスク・手袋着用、検温等による体調管理の徹底、アルコール消毒液の設置及びソーシャルディスタンスの確保などにより、新型コロナウイルス感染防止対策を実施して、店舗営業の継続に努めております。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
