【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が弱まり回復基調で推移する中、金融緩和政策の修正を意識した長期金利の上昇、ウクライナ問題や円安の為替相場によるエネルギ―価格、鋼材価格の高止まり、中国における経済減速の懸念、不安定な半導体部品の供給に米中の地政学的リスクが加わるなど、先行き不透明な状況が継続しております。このような状況の下、当社グループは「お客様視点のものづくり」を基本原点に、新製品開発の促進、提案営業の展開、保守サービスの充実等に取り組むほか、ICT技術を活用した継続的な生産性向上への取組みや人手不足の解消に向けてRPA技術を利用するなど、付加価値を向上させるよう推進しております。当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は1,089百万円(前年同期比8.0%増)、営業利益は118百万円(前年同期比316.8%増)、経常利益は125百万円(前年同期比182.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は69百万円(前年同期比197.4%増)となりました。品目別売上高につきましては、形鋼加工機は654百万円(前年同期比9.4%減)、丸鋸切断機は51百万円(前年同期比3,132.4%増)、金型は106百万円(前年同期比41.6%増)、受託事業・その他は74百万円(前年同期比9.4%増)、部品は171百万円(前年同期比46.9%増)、サービスは31百万円(前年同期比27.8%増)となりました。
なお、当社グループの事業は金属加工機械事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略して おります。
② 財政状態の状況(総資産)当第1四半期連結会計期間末における総資産の残高は7,244百万円となり、前連結会計年度末に比べ46百万円減少しております。これは、主に棚卸資産が289百万円増加したこと、受取手形及び売掛金が111百万円、現金及び預金が87百万円、電子記録債権が76百万円、繰延税金資産が44百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)当第1四半期連結会計期間末における負債の残高は2,625百万円となり、前連結会計年度末に比べ72百万円減少しております。これは、主に短期借入金が100百万円、支払手形及び買掛金が52百万円増加したこと、賞与引当金が62百万円、未払法人税等が59百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む。)が53百万円、役員賞与引当金が16百万円、役員退職慰労引当金が14百万円減少したこと等によるものであります。
(純資産)当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は4,619百万円となり、前連結会計年度末に比べ26百万円増加しております。これは、利益剰余金が14百万円、その他有価証券評価差額金が11百万円増加したことによるものであります。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」の内容について、重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更及び新たに定めた事項はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間の研究開発費はありません。