【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念されるなか、経済活動の正常化へ少しながら持ち直しの動きを見せて参りました。しかしながら、世界的には、長期化するウクライナ情勢や急激な円安の進行により、仕入価格や物流コストの上昇等が、企業活動に大きな影響を与え、依然、先行きが不透明な情勢で推移して参りました。このような状況のもと、当社グループは、当第3四半期連結会計期間において、EV(FOMM ONE)の販売を開始いたしました。この結果、当第3四半期連結累計期間につきましては、売上高186百万円(前年同期比5.0%減)、営業損失294百万円(前年同期は営業損失277百万円)となりました。経常損失は113百万円(前年同期は経常損失234百万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は925百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失203百万円)となりました。セグメント別の売上高は、以下のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。)
(システムソリューション事業)当事業におきましては、2022年7月よりEV製造を開始し、2022年9月より、販売を開始いたしました。事業開始直後であるため、EVの製造数及び販売数は、少量に留まっており(当第3四半期連結会計期間におけるEV販売に係る売上高は17百万円となっております。)、また、販売管理費などのコストが増大しております。それに加え、当社グループ方針としてのEV事業への注力により、コンテンツ制作等のEV事業以外のシステムソリューション事業の売上高が前年同期と比較して減少いたしました。その結果、売上高は27百万円(前年同期比14.3%減)、売上構成比は14.8%となりました。セグメント損失(営業損失)は138百万円となり、前年同四半期と比べ92百万円(前年同期は46百万円の営業損失)の減益となりました。(アイラッシュケア事業)当事業におきましては、第2四半期連結会計期間以前に行った不採算店舗の閉鎖に引き続き、人件費をはじめとする経費削減を行いました。前年同期より店舗数が減少したことにより、来客数及び売上高が減少しましたが、閉鎖店の顧客を既存店に誘導する施策を行ったことにより、一定数の顧客を既存店に誘導させることができました。その結果、売上高は159百万円(前年同期比3.2%減)、売上構成比は85.2%となりました。セグメント損失(営業損失)は47百万円となり、前年同四半期と比べ47百万円(前年同期は95百万円の営業損失)の増益となりました。
(資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べて175百万円減少し、396百万円となりました。これは、主に売掛金が23百万円及び未収入金が91百万円増加し、現金及び預金が286百万円減少したことなどによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて356百万円減少し、156百万円となりました。これは、主に長期立替金が658百万円増加し、製造販売権が198百万円、投資有価証券が172百万円減少し、貸倒引当金が640百万円増加したことなどによります。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて531百万円減少し、552百万円となりました。
(負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べて229百万円増加し、277百万円となりました。これは、主に未払金が60百万円、短期借入金が97百万円及びその他流動負債が70百万円増加したことなどによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて24百万円減少し、ゼロとなりました。これは、主に繰延税金負債が22百万円減少したことなどによります。この結果、負債は、前連結会計年度末に比べて205百万円増加し、277百万円となりました。
(純資産)純資産合計は、前連結会計年度末に比べて736百万円減少し、274百万円となりました。これは、主に資本金及び資本剰余金がそれぞれ253百万円増加し、利益剰余金が925百万円、その他有価証券評価差額金が174百万円及び為替換算調整勘定が126百万円減少したことなどによります。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動該当事項はありません。
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