【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2022年3月1日~2022年11月30日)におけるわが国経済は、予断を許さない新型コロナウイルスの継続やウクライナ問題をはじめとしたさまざまな要因から、エネルギーや穀物をはじめとしたコモディティの価格上昇圧力が企業物価の急上昇を招いたことで消費者物価が上昇し、先行きの不透明感が顕著となったことで消費の低迷が長引く可能性が高まっております。
外食業界におきましても、新型コロナウイルス感染が収まりつつあるものの、在宅勤務の増加などコロナ前の生活習慣が元に戻ることはなく、回復と言えるまでの状況には至っておりません。また、原材料費をはじめ人件費や物流費、水道光熱費など、さまざまなコストの上昇が、企業努力での対応可能な範囲を超え、今後更にコストの上昇が見込まれるなど、厳しい経営環境はますます悪化した状況となっております。
このような状況のもとで、当社グループは、「外食業界におけるエクセレント・リーディングカンパニー」の地位確立を目指し、立地を厳選して海外を含め、グループ全体で51店舗(直営店30店舗、加盟店18店舗、海外3店舗)を新規出店しました。
既存事業においては、店舗において各業態別での新商品の導入やリニューアルをはじめ、テイクアウトメニューや売店商品の拡充、卸売事業の拡大など、コロナ禍に取組んだ活動を継続するとともに、さまざまなキャンペーンを実施し、販促活動を強化することで、売上および客数の回復を目指しました。また、自社流通センターの稼働や節水機の導入など、物流や購買の見直しを図り、業務の効率化を推進するとともに、徹底した管理コストの削減など、事業基盤の強化に努めました。
新規出店においては、サービスエリアや書店併設店舗をはじめ、メガネスーパーと連携した郊外への新規出店や金融機関との連携など新たな立地に対する取組みを強化しております。
その結果、コロナ前の経営数値への改善には至っていないものの、回復傾向はハッキリと見える形で出てきた状況となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高944億59百万円(前年同期比15.3%増)、営業利益20億45百万円(前年同期営業損失9億21百万円)、経常利益24億92百万円(前年同期経常損失7億44百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益29億55百万円(前年同期比18.7%減)となりました。
各セグメントの概況は次のとおりであります。
(日本レストランシステムグループ)
日本レストランシステムグループでは、3月以降全国的にまん延防止重点措置が順次解除されて以降、着実に売上高を確保してまいりました。
新規出店につきましては、引続き「星乃珈琲店」の積極出店や「カフェモーツアルト」等のブランドを出店し、合計で15店舗を新規出店するなど、店舗網の拡大に努めました。その結果、「星乃珈琲店」の店舗数は、2022年11月末時点で国内においては286店舗となり、うち加盟店は39店舗となりました。
商品戦略につきましては、洋麺屋五右衛門において、グランドメニューを変更したほか、引続き、季節に合わせたメニューの導入を始めとしたマーケティング力の強化に努め、既存ブランド、新規ブランドともに商品力を高めることでお客様にご満足頂ける商品を提供すると同時に、多ブランド展開における効率化を考慮した商品開発を実施し、原価管理を徹底しております。
以上の結果、日本レストランシステムグループにおける売上高は329億36百万円(前年同期比19.5%増)、セグメント利益は4億97百万円(前年同期セグメント損失10億94百万円)となりました。
(ドトールコーヒーグループ)
ドトールコーヒーグループの小売事業及びフランチャイズ事業では、春先の規制解除以降、回復傾向が鮮明となり、時間帯や立地別などにより回復状況に差異が見受けられるものの、着実に売上の回復に繋がっております。
店舗においては、コロナ禍に対応したテイクアウト施策や売店商品の拡大を継続しながら、季節ごとの商品など付加価値の高いメニューを随時導入し、顧客単価を上げることで売上の回復に努めました。また、ハウスカードであるドトールバリューカードやキャッシュレスなどのキャンペーンを行うことで、客数の回復を目指した施策を打ちました。一方で、人件費や原材料費をはじめとしたコストアップに対し、節水機器の導入や清掃の見直しなど、維持管理コストの削減に着手することで、着実に利益を積み上げる体制を整えております。
卸売事業においては、ドリップコーヒーやインスタントコーヒーなど、通販や量販店での販売を拡大、巣ごもり消費に合わせた新商品の投入を引続き継続し、新たな商品の開発・販売を展開したほか、人気コンテンツとのコラボ商品を導入するなど、販売強化に努め、引き続き業容拡大に努めました。また、卸売事業にかかるコスト増に対しては、容器形態の変更、段ボールやシュリンクの削減、間接経費の削減に取り組むことで、利益の確保に努めました。
以上の結果、ドトールコーヒーグループにおける売上高は567億35百万円(前年同期比13.1%増)、セグメント利益は8億46百万円(前年同期セグメント損失2億33百万円)となりました。
(その他)
その他セグメントにおいては、主に国内及び海外における外食事業に係る小売及び卸売に関する事業となります。売上高は47億87百万円(前年同期比14.9%増)、セグメント利益は6億30百万円(前年同期比84.6%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、有形固定資産の増加等により1,206億47百万円と前連結会計年度末と比べ24億20百万円の増加となりました。負債は、支払手形及び買掛金の増加等により248億41百万円と前連結会計年度末と比べ7億23百万円の増加となりました。純資産は、利益剰余金の増加等により958億6百万円となり前連結会計年度末と比べ16億96百万円の増加となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
特記事項はありません。
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