【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数の減少が進んだことから、緩やかな景気回復の動きが見られました。しかしながら、世界的な金融引締め等が続く中で海外景気の下振れが国内景気に及ぼすリスクに加え、急速な円安進行による資源価格の高騰等による影響など、今後の先行きは依然として不透明な状態となっております。
そのような中、当社グループは、「いつかの未来を、いつもの日々に~New Normal Acceleration」をパーパスに掲げ、新たなモノ・コトを積極的に活用していくための活動を社会に広げていくことに取り組んでおります。当社は設立以来、通信業界をメインステージに事業を展開してまいりましたが、既存のビジネス領域からオンライン接客を中心に領域拡大を行い、先行投資を行うことで、中長期的な成長に向けた事業ポートフォリオの強化を行っております。
当連結会計年度においては、オンライン接客センターなどの店舗DX領域の拡大推進とともに、M&A及び新たに立ち上げたCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)事業にも積極的に取り組んでまいりました。その結果、店舗DX領域の一つである店頭に設置したタブレット端末を通じてお客様とオンライン上で非対面型の接客を行う、オンライン接客サービスの需要が大幅に増加し、売上及び利益の増加に貢献いたしました。
また、2社との資本業務提携(うち、1社は、2022年12月5日付「ピアズとPortが資本業務提携 メタバース・NeoRad事業でIPとの1on1サービスを提供」にて公表のCVC事業における出資案件)を実施いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高1,496百万円(前年同期比128.8%増/前年同期は売上高654百万円)、営業利益83百万円(前年同期は営業損失75百万円)、経常利益76百万円(前年同期は経常損失71百万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は76百万円(前年同期は63百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当社グループはコンサルティング事業を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は3,109百万円となり、前連結会計年度末に比べ225百万円減少いたしました。これは、現金及び預金192百万円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第1四半期連結会計期間末における固定資産は1,353百万円となり、前連結会計年度末に比べ331百万円増加いたしました。これは、主に投資有価証券が333百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は1,491百万円となり、前連結会計年度末に比べ137百万円増加いたしました。これは、主に買掛金が99百万円増加したことによるものであります。
(固定負債)
当第1四半期連結会計期間末における固定負債は995百万円となり、前連結会計年度末に比べ89百万円減少いたしました。これは、主に長期借入金が63百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は1,975百万円となり、前連結会計年度末に比べ58百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金が64百万円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた事項はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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