【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績当第1四半期累計期間における我が国の経済は、国際情勢の悪化による全世界的なインフレ進行等の影響を受け、原材料や燃料高騰によるコストプッシュインフレが発生する等、景気の先行きが不安視される一方、新型コロナウイルス感染症対策が緩和され、国内経済活動の再活性が図られる等、景気の先行きについて容易に想定できない不透明な状況にありました。このような環境のもと、「地域を結ぶ直売広場」をコンセプトとした運営店舗「わくわく広場」は、地域の食のセレクトショップとして、野菜・果物以外にも弁当・惣菜・パン、加工食品、和洋菓子、調味料、花といった様々なジャンルの生産者開拓を進め、スーパーマーケット等とは差別化した商品を取り揃えるとともに、生産者による対面イベントや、コンセプト毎のイベント等を各店舗で開催しました。また、積極的な新規出店と不採算店舗の閉鎖を行い、規模拡大と利益率向上に取り組んでまいりました。これらの取組みにより、当社の重要な経営指標である流通総額(店舗におけるレジ通過額のほか、値札シールの販売代金や不動産賃貸収入等を含む総額の全体売上高)は6,188,449千円(前年同期比12.4%増)となりました。店舗における販売商品の種類別割合は、弁当・惣菜・パン類が約35%、加工品等が約27%、野菜・果実等が約26%、その他が約12%となっており、農産物にとどまらず、地元のおいしい食品が集まる「地域の食のセレクトショップ」を実現しております。店舗数においては10店舗の新規出店と2店舗の閉鎖を行い、前事業年度末より8店舗増加し144店舗となりました。また、生産者に対しては、継続した登録件数拡大に取り組み、当事業年度末における登録生産者数は前事業年度末より743件増加し26,696件となりました。以上の結果、営業収益は1,783,646千円(前年同期比9.7%増)、営業利益は280,937千円(前年同期比3.2%増)、経常利益は276,481千円(前年同期比11.9%増)となり、四半期純利益は158,406千円(前年同期比18.9%増)となりました。なお、当社事業は単一のセグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
② 財政状態
a.資産当第1四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末と比べ192,148千円増加し、6,918,659千円となりました。これは主に、流通総額の増加等により売掛金が557,509千円増加し、新規店舗の出店等により有形固定資産が100,005千円増加した一方、売掛金の増加や税金の支払等により現金及び預金が513,797千円減少したこと等によるものです。
b.負債当第1四半期会計期間末における負債総額は、前事業年度末と比べ31,577千円増加し、4,958,795千円となりました。これは主に取引量の増加に伴い買掛金が299,547千円増加した一方、税金の支払により未払法人税等が236,135千円減少したこと等によるものです。
c.純資産当第1四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末と比べ160,570千円増加し、1,959,864千円となりました。これは主に四半期純利益が158,406千円となったこと等によるものです。
(2)経営方針・経営戦略等または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当第1四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はありません。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(5)研究開発活動該当事項はありません。
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