【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は20,724百万円で、前連結会計年度末に比べ1,455百万円増加しております。主な要因は、売掛金が780百万円、前払金が389百万円減少した一方、商品が2,100百万円、現金及び預金が638百万円増加したことなどによるものであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は12,516百万円で、前連結会計年度末に比べ1,276百万円増加しております。主な要因は、建設仮勘定が512百万円減少した一方、建物が362百万円、有形固定資産のリース資産が1,343百万円増加したことなどによるものであります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は21,968百万円で、前連結会計年度末に比べ494百万円増加しております。主な要因は、買掛金が234百万円減少した一方、短期借入金が700百万円増加したことなどによるものであります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は8,137百万円で、前連結会計年度末に比べ1,688百万円増加しております。主な要因は、長期借入金が416百万円、リース債務が1,266百万円増加したことなどによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は3,135百万円で、前連結会計年度末に比べ549百万円増加しております。主な要因は、資本金が307百万円、資本剰余金が307百万円増加したことなどによるものであります。
(2)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、ウィズコロナの下、各種政策の効果により、景気が穏やかに持ち直していくことが期待されております。しかしながら、ウクライナ情勢等を受けた資源価格上昇や円安による物価の上昇、世界的な金融引き締めなどが続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっています。
このような環境のなか、中古車業界におきましては、2022年10月から2023年3月までの国内中古車登録台数は、1,770,132台(前年同期比4.2%減)と前年同期間を下回る結果となりました。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ)
このような厳しい状況の下、当社グループにおきましては、2022年10月に岐阜県土岐市に「グッドスピードMEGA SUVイオンモール土岐店」、愛知県春日井市に「GOODSPEED VANLIFE春日井店」、2022年11月に沖縄県豊見城市に「グッドスピード沖縄豊見城SUV専門店」、岐阜県土岐市に「CHAMPION76イオンモール土岐店」、2023年1月に愛知県名古屋市に「グッドスピード守山SUV専門店」、愛知県岡崎市に「グッドスピードMEGA輸入車SUV岡崎昭和町店」「CHAMPION76岡崎昭和町店」、2023年3月に愛知県尾張旭市に「CHAMPION76尾張旭店」、「Motorrad Nagoya-Meito」をオープンするなど、車、バイクにおける新車・中古車販売の拡大及び買取や整備・鈑金・ガソリンスタンド、レンタカーサービス、保険代理店サービスを強化し、顧客の車に関する需要に対し、ワンストップでサービスを提供できる体制作りを積極的に進めてまいりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は29,900百万円(前年同期比15.8%増)となりました。しかしながら、売上総利益の増加額に比べて規模拡大に伴う販売管理費の増加が先行したことにより、営業利益は78百万円(前年同期比77.8%減)、経常損失は34百万円(前年同期は228百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は33百万円(前年同期は110百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)という結果となりました。
なお、当社グループは、自動車販売及びその附帯事業の単一セグメントのため、サービスごとの経営成績の内容を記載しており、セグメントごとの記載はしておりません。
(自動車販売関連)
当第2四半期連結累計期間は、MEGA SUV清水鳥坂店の台風被害による休業があった一方、前期出店したMEGA専門店2店舗と当期出店したMEGA専門店2店舗が寄与した結果、四輪小売販売台数は7,928台(前年同期比15.7%増)で、当第2四半期連結累計期間における売上高は27,670百万円(前年同期比14.8%増)となりました。なお、新車・中古車販売、買取を自動車販売関連としております。
(附帯サービス関連)
自動車販売台数増加に伴う当社顧客数の拡大及び整備工場の新設により整備件数が増加したことと、沖縄の観光需要回復によるレンタカー事業拡大により、当第2四半期連結累計期間における売上高は2,230百万円(前年同期比28.7%増)と好調に推移しました。なお、整備・鈑金・ガソリンスタンド、保険代理店、レンタカーを附帯サービス関連としております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ638百万円増加し、2,665百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は689百万円となりました。これは主に、減価償却費436百万円、売上債権の減少額780百万円、前払金の減少額391百万円があった一方、税金等調整前四半期純損失15百万円、棚卸資産の増加額2,132百万円があったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は852百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出728百万円、保証金の支払による支出147百万円があったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は2,180百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,356百万円があった一方で、短期借入金の純増加額700百万円、長期借入れによる収入1,808百万円、セール・アンド・リースバックによる収入652百万円、新株の発行による収入608百万円があったことなどによるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。