【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。そのため、当第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結会計期間における経営成績に関する説明について、売上高及び営業収入は、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第3四半期連結累計期間(2022年2月21日~2022年11月20日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)のワクチン接種などの感染拡大防止対策と社会経済活動の両立により、景気の持ち直しの動きが見られるものの、新たな変異株による感染者数の再拡大もあり、依然として収束には至っておらず、国際情勢の悪化に伴う原油などのエネルギー資源や原材料価格の高騰、急激な円安進行等、先行き不透明な状況が続いております。小売業界におきましても、既存企業間の出店競争、業界の垣根を越えた競争が激化する中で、原材料価格、光熱費、人件費等のコスト増加が進み、厳しい経営環境が継続しております。このような状況下において、当社は、年度スローガンを『めまぐるしく変化する社会環境への対応とお客様第一主義を徹底し地域貢献できる企業を目指そう』とし、刻々と変化する社会環境とお客様ニーズへの対応、食の安全安心、豊かな生活をお客様にお届けできることを基本姿勢とし、アフターコロナの時代を見据えた変化するライフスタイルに対応できる商品・サービスの提供に取り組んでまいりました。また、引き続き感染症予防策を徹底し、従業員の安全確保とお客様の信頼にお応えするべく、営業体制・サービスの提供に努めました。当期の新規出店につきましては「中津川中村店」(岐阜県中津川市)を3月に、「メッサ岩出店」(和歌山県岩出市)を10月にオープンいたしました。また、既存店舗の活性化につきましては「岸和田八田店」(大阪府岸和田市)を3月に、「パレマルシェ西可児店」(岐阜県可児市)、「プライスカット松阪大石店」(三重県松阪市)を4月に、「泉佐野松風台店」(大阪府泉佐野市)を6月に、「伊賀新堂店」(三重県伊賀市)を11月にそれぞれ改装いたしました。一方、経営効率化のため、「三田店」(兵庫県三田市)、「桃山店」(和歌山県紀の川市)、「パレマルシェ堀田店」(愛知県名古屋市)を閉店いたしました。連結子会社については、コロナ禍からの需要の変化により、外食の㈱オークフーズは回復傾向となり、微増収であった一方、食品スーパーの㈱ヒラマツ及び農産物等の加工・配送を担う㈱サンライズは、減収となりました。
① 財政状態の状況当第3四半期連結会計期間末の総資産合計は、前連結会計年度末に比べ20億41百万円増加し、1,355億55百万円となりました。流動資産では24億13百万円の増加であり、これは主に商品及び製品が14億16百万円、受取手形及び売掛金が8億58百万円、流動資産の「その他」に含まれる未収入金が6億10百万円増加した一方、現金及び預金が7億1百万円減少したことによるものであります。固定資産では3億72百万円の減少であり、これは主に有形固定資産の建物及び構築物(純額)が4億47百万円、有形固定資産の「その他(純額)」に含まれる器具及び備品(純額)が6億93百万円、土地が3億45百万円増加した一方、有形固定資産の「その他(純額)」に含まれる建設仮勘定が9億82百万円、リース資産(純額)が6億1百万円、投資その他の資産の「その他」に含まれる投資有価証券が2億16百万円減少したことによるものであります。負債は、前連結会計年度末に比べ23億34百万円増加し、576億77百万円となりました。流動負債では3億32百万円の減少であり、これは主に支払手形及び買掛金が8億10百万円増加した一方、1年内返済予定の長期借入金が4億98百万円、短期借入金が4億円減少したことによるものであります。固定負債では26億66百万円の増加であり、これは主に長期借入金が33億62百万円増加した一方、固定負債の「その他」に含まれるリース債務が4億94百万円減少したことによるものであります。純資産は、前連結会計年度末に比べ2億92百万円減少し、778億78百万円となりました。これは主に利益剰余金が2億77百万円減少したことによるものであります。
② 経営成績の状況当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績につきましては、営業収益(売上高及び営業収入)は1,815億29百万円、営業利益は13億50百万円(前年同期比60.6%減)、経常利益は15億31百万円(前年同期比57.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億94百万円(前年同期比57.5%減)となりました。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。