【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、足元で感染の再拡大は見られたものの、2020年以降の新型コロナウイルス問題は収束方向にあり、それを受けた個人消費の一部では持ち直しの動きがみられました。一方で、ウクライナ情勢のさらなる緊迫化や原材料・エネルギー価格の高騰、円安進行による物価の高騰等、依然として個人消費の低迷や企業収益の悪化が懸念される不透明な状況が続いております。歯科医療業界におきましても、長引くコロナの影響、さらに電気料金の値上げ、歯科用貴金属等の高騰により不透明な状況が継続しております。2021年10月20日に運用が開始されたオンライン資格確認等システムについて政府主導による議論が大きく進み、2022年8月10日、中央社会保険医療協議会(中医協)により2023年4月からマイナンバーカードによるオンライン資格確認等システムの導入を原則として義務づける療養担当規則の改正案を答申、さらに2022年10月13日、政府により2024年秋にも現在使われている健康保険証の廃止を発表するなど駆け込み需要が見込まれる状況にあります。2023年1月4日現在、マイナンバーカードの申請件数は約8,300万件と運転免許証の交付数を超えており、さらに普及が進むことで歯科医療業界のDXも加速するものと考えられます。そのような中、当社は2022年2月15日に音声認識対応の歯科医院向け電子カルテシステムの協創開始を発表、その後、複数のモニター医院での稼働結果を詳細にヒアリングした上で、随時、改善改良を重ね、このたび、業界初となるAI・音声電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit AI-Voice」の販売を3月上旬から開始することとなりました。本システムは、当社の歯科医院向け電子カルテシステムと日立のAI音声認識技術および「Recware」の音声テキスト化機能を連携・融合することで、歯科医が診療中に手袋を外さず音声だけで電子カルテを作成・操作することを実現します。また、スマートグラスを装着しますと、視線を少し動かすだけで120インチサイズ相当の大画面を通じて電子カルテの内容確認が可能となります。例えば、歯周病検査においては、歯科衛生士が検査をしながら音声入力で検査結果を記録できるようになり、これまで2人で行っていた歯周病検査が1人で行えます。さらに患者様との会話の記録も音声データで電子カルテに保存できます。歯科業界において、音声による電子カルテ入力や画面操作は業界初となり、歯科医、歯科衛生士の業務が大幅に効率化され、短縮した業務時間を患者様とのコミュニケーションに費やすことで患者様の満足度向上に繋げ、院内業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現を支援いたします。当社の事業理念でもあります「サポート無くして販売なし、お客様の笑顔お客様の満足が私たちの喜び、顔が見え、心が触れ合う」を推進し、「親しまれ・愛され・信頼されるサポート」をモットーに、これら一連の活動を、主力商品である電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR-10i」販売へと繋げてまいりました結果、当第1四半期累計期間の売上高は687,752千円(前年同期比33.3%増)、営業利益は183,294千円(前年同期比140.0%増)、経常利益は185,809千円(前年同期比142.2%増)、四半期純利益は124,691千円(前年同期比160.0%増)となりました。
財政状態の分析は、以下のとおりであります。(資産)当第1四半期会計期間末における総資産は4,116,849千円となり、前事業年度末と比較して71,095千円増加いたしました。a.流動資産 流動資産は2,295,857千円となり、前事業年度末より35,136千円増加いたしました。主な内訳は、現金及び預 金の増加25,497千円と、売掛金の増加92,804千円、商品の減少85,809千円であります。
b.固定資産 固定資産は1,820,991千円となり、前事業年度末より35,959千円増加いたしました。主な内訳は、ソフトウェア仮勘定の増加33,000千円、投資有価証券の増加25,210千円、繰延税金資産の減少16,464千円であります。
(負債)当第1四半期会計期間末における負債は480,631千円となり、前事業年度末と比較して24,677千円増加いたしました。a.流動負債流動負債は434,196千円となり、前事業年度末より25,779千円増加いたしました。主な内訳は、未払金が14,972千円、預り金が23,280千円増加した一方で、未払法人税等が28,783千円、賞与引当金が11,119千円減少したことによるものであります。b.固定負債 固定負債は46,434千円となり、前事業年度末に比べて大きな増減はありませんでした。
(純資産)当第1四半期会計期間末における純資産は3,636,217千円となり、前事業年度末と比較して46,418千円増加いたしました。前事業年度に係る配当金の支払いが95,804千円生じた一方、四半期純利益を124,691千円計上したことにより利益剰余金が28,887千円増加、その他有価証券評価差額金が17,531千円増加したことによるものであります。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は、20,178千円であります。なお、当第1四半期累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因当第1四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。
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