【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況当第2四半期連結累計期間(2021年2月1日~2021年7月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の世界的な感染拡大の影響により、断続的な緊急事態宣言の発令やまん延防止等重点措置の適用がなされるなど、経済活動が制限された状態が続きました。国内経済は、外需に牽引され、輸出や生産業は緩やかな改善の気配が見られたものの、対面型サービス消費を中心に業績が低迷するなど、業種間の二極化が強まりました。また、世界経済は、中国経済の回復や欧米でのワクチン接種拡大に伴う経済活動再開等により、改善に向かいつつあるものの、米中貿易摩擦の長期化や変異株によるCOVID-19の再拡大など、先行き不透明な状況が続いております。ゴルフ事業を取り巻く環境におきましては、梅雨前線による大雨で、土砂災害が発生するなど東日本の太平洋側で局地的な影響が出ましたが、他のエリアでは例年に比べ日照時間が長く、ゴルフ場利用者数の前年同月比は5月30.8%増、6月18.0%増となりました。(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」)。また、東京オリンピック2020において、女子ゴルフ日本代表が銀メダルを獲得するなど注目を集め、ゴルフ業界に明るいニュースをもたらしたことで、一般ゴルファーのゴルフ熱が高まると期待されます。トラベル事業を取り巻く環境におきましては、COVID-19感染拡大防止策の一環として、一部を除いて国境を跨ぐ往来が停止されており、観光目的の入国は引き続き認められない状況が続いております。訪日外客数は5月が10,000人(2019年同月比99.6%減)、6月が9,300人(2019年同月比99.7%減)となり、低水準で推移しております。また、出国日本人数も5月が30,123人(2019年同月比97.9%減)、6月が30,700人(2019年同月比98.0%減)と激減(日本政府観光局「JNTO」)し、世界的に旅行需要が停滞している状態にあります。国内においても東京で4度目の緊急事態宣言が発令されるなど人の流れを抑制するための措置等が講じられ、人の移動を基とする旅行業界にとっては非常に厳しい状況が続きました。このような環境の下、当社グループは『1人予約ランド』を核にしたゴルフ事業の更なる拡大を推進し、トラベル事業における損失を吸収し前年を上回る利益を確保する等、経営の効率化に成功いたしました。以上の結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高2,118,434千円(前年同期比2.4%減)、営業利益103,955千円(前年同期比459.8%増)、経常利益91,097千円(前年同期比316.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益39,299千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失15,381千円)となりました。セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(ゴルフ事業)ゴルフ事業におきましては、ASPサービス『1人予約ランド』における会員数が引き続き堅調に推移し、2021年7月31日時点で、会員数は79.1万人(前年同期比15.7%増)となりました。また、ゴルファーからの要望を受け、予約機能の改善やオンライン予約の同伴者事前登録機能など新しい機能を順次搭載いたしました。今後も利用者の声に耳を傾け、より高機能・高品質のサービスを提供してまいります。広告・プロモーションサービスにおいては、『VALUE GOLF WEB』へのアクセス数が前年比110%超の水準で推移しており、各サービスにおける集客効果が強化されております。「バリューゴルフレッスン」(ゴルフ場にて開催するレッスン)においては、新たな開催会場の開拓と新規講師数の増加に注力し、業界最大規模であるレッスンサービスのさらなる拡大を継続してまいりました。ECサービスにおいては、国内のゴルフ用品需要の高い状態が続きました。好調を維持すべく、ジーパーズオリジナルのプライベートブランドや日本製品などの商品ラインナップを充実させました。しかしながら、世界的な材料不足や円安などの影響により、商品原価が上昇しており先行き不透明な状態となっております。バリューゴルフ大崎においては、試打・練習・レッスン・ショップと複合サービスを展開する新たなゴルフ複合施設としてゴルファーより好評を得ており、引き続き堅調に推移しております。さらにサービス向上のため、個室ルームのシミュレーターを、詳細な弾道データが取れる最新の「TRACKMAN4」に変更しました。これにより、クラブフィッティングなどの際に、より緻密なアドバイスが可能となりました。
以上の結果、売上高1,938,916千円(前年同期比9.8%増)、営業利益296,873千円(前年同期比23.0%増)となりました。
(トラベル事業)トラベル事業におきましては、COVID-19感染拡大防止による人流抑制の影響を受ける中、本社移転や休業等を行い、さらなるコスト削減に努めました。海外路線の休航が続いているため、国内企画旅行に注力し、小規模国内ゴルフ旅行、バス旅行を企画、催行いたしました。さらに旅行事業で培ったネットワークを活かし、日本全国の特産品の販売も継続しております。COVID-19収束後の急激な需要回復を見越して、仕入れを強化するなど、先を見据えた準備を進めました。
以上の結果、売上高165,945千円(前年同期比56.7%減)、営業損失25,074千円(前年同期は営業損失60,561千円)となりました。
(その他の事業)その他の事業セグメントにおきましては、広告メディア制作事業において、ブライダルメディア広告のクライアントである結婚式場等に来場者や問い合わせが増えるなど、徐々に回復する兆しが見られます。しかし、招待客数を限定するなど結婚式の規模の縮小や簡素化が増加しております。それにより結婚式場等の収益も伸び悩んでおり、広告掲載に繋がるにはもう少し時間が掛かると思われます。求人広告については、掲載を希望する企業が増えてきており、掲載依頼数も増加しつつあります。今後の案件数増加を見越して、受入体制強化のため、社内の制作体制の見直しを行いました。
以上の結果、売上高13,572千円(前年同期比37.6%減)、営業利益1,202千円(前年同期比123.0%増)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)当第2四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比較して268,841千円増加し、2,328,526千円となりました。これは主に商品の増加200,561千円、売掛金の増加22,365千円、現金及び預金の増加30,283千円によるものであります。
(負債)当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比較して239,998千円増加し、1,318,247千円となりました。これは主に短期借入金の増加222,730千円によるものであります。
(純資産)当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比較して28,843千円増加し、1,010,278千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益39,299千円の計上及び配当金の支払17,925千円による利益剰余金の増加21,374千円によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」)という。)は、前連結会計年度末に比べ29,983千円増加し、977,767千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、124,771千円の資金減少(前年同期は33,006千円の資金増加)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益91,097千円の計上、仕入債務の増加48,919千円による資金の増加、たな卸資産の増加200,561千円による資金の減少が主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、10,142千円の資金減少(前年同期は723千円の資金増加)となりました。これは、無形固定資産の取得による支出7,032千円及び有形固定資産の取得による支出3,643千円による資金の減少が主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、164,829千円の資金増加(前年同期は32,141千円の資金増加)となりました。これは、短期借入金の純増額222,730千円による資金の増加、長期借入金の返済による支出47,304千円及び配当金の支払額17,746千円による資金の減少が主な要因であります。
(3) 経営方針・経営戦略等当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載しております。
(6) 研究開発活動該当事項はありません。
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